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沙良「......私、高校生になるまで彼氏とかできたことなかったんです。そもそも恋愛に興味が持てなかったんですよね。

高校3年生になって、剛と初めて同じクラスになって」



〜〜〜



(回想)



ーー3年生に進級した沙良と依子(岡崎紗絵)が一緒に教室に入っていく




依子「また同じクラスなっちゃったねー(笑)」


沙良「哲也も一緒だったね?(笑)」


依子「哲也は別にどっちでもいいもん」



哲也「(2人の後ろに立って)聞こえてんぞ2人とも!」


沙良「っ!?びっくりした...!」


哲也「(2人の肩に手を回して)仲間外れにすんなよ〜!俺達3人で幼馴染だろ?」


依子「冗談だってば、本気にしないでよめんどくさいなぁ(笑)」




ーー黒板に貼られた座席表を見る3人




哲也「俺らまぁまぁ近くない?」


依子「あっ、また沙良と哲也前後じゃん!いいな〜」


沙良「柊木と源だからね...」




ーー自分の席を見ると、もうすでに剛(藤原樹)が座っていて談笑している




哲也「おぉ、剛じゃん!(手を振る)」


剛「え、哲也も一緒なの?バスケ部めっちゃ固まってんじゃん(笑)」


哲也「マジで?最高じゃん(笑)」



剛「(沙良を見て)もしかして、ここの席の?」


沙良「あ、うん」


剛「(すぐ立ち上がって)ごめん、座って?」


沙良「あっ、ありがとう(席に座りに行く)」


剛「俺、飯島剛。哲也と同じバスケ部なんだ」


沙良「源沙良です(ぺこり)」



依子「(隣に立っている哲也に)ねぇ、もしかしてあの人が剛くん?」


哲也「え?そうだけど」


依子「めっちゃイケメンじゃん!ファンクラブあるんでしょ?」


哲也「お前ほんと面食いなんだな...(笑)」



〜〜〜



沙良「勉強も運動もできて、誰にでも分け隔てなく接する優等生でした。

席が近かったり、行事で同じ班になったりしてすぐ仲良くなったんです」



〜〜〜



ーー放課後、教室で前後の席に座って一緒に勉強している剛と沙良




沙良「...ん?この問題は?」


剛「この式に当てはめてみて?」


沙良「......あぁ、そういうことか!(笑)」



依子「(廊下から2人を眺めながら)いいなぁ...」


哲也「じゃあ剛に"あたしも教えて〜"って言いに行けばいいじゃん」


依子「違う!あたしは沙良と勉強したいの!(小声)」


哲也「あんなに剛のことかっこいいって言ってたのに?」


依子「目の保養ってだけだもん。付き合いたいとは思わないし、剛くんの彼女には沙良がふさわしいよ」




 

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作者名: | 作成日時:2022年12月5日 13時

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