4.運命に導かれて ページ4
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紫耀が出ている雑誌やテレビに
必ずと言っていいほどセットで出ている人。
同じ事務所で、紫耀より確か2つ年下だけど
歴は少し先輩だと言っていた。
紫耀は芸能人にすごく友達が多いみたいだけど
紫耀の口から1番よく聞くのは
彼の名前のような気がする。
貴「あ…………。」
目を見開いて
あんぐりと口を開けた私の顔を見て
彼は、少し照れたような笑みを浮かべた。
廉「ケータイいじりながら歩いてたもんで。
前方不注意ですんません。」
自分の素性に気づかれているというのに
彼は、少しも動揺する様子がない。
貴「いえ………あの。
いつもテレビで見てます。
頑張ってください……………。」
なんとか絞り出した私の言葉に
彼は、ははっと笑う。
廉「ありがとう。これからも応援してな。」
そう言って、ニコッと微笑む。
うわぁあ、ヤバい。
超可愛い。
紫耀の、柔らかい笑顔とはまた違う
照れ笑いのような微笑み方に
思わずキュンとしてしまう。
去っていく彼の後姿を眺めながら
さっきまでの鬱々とした気分が
一気にどこかへ行ってしまったことに
私は驚いていた。
さすが、アイドル。
人の心を晴れやかにする力が
きっと自然に備わっているんだな。
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side of sho
紫「廉、どこ行ってたん？」
撮影中の空き時間に
廉はいつも、よく居なくなる。
鼻歌を歌いながら帰ってきた廉を見て
なんだかご機嫌だなと訝しむ。
廉「さっきな、コンビニから帰る途中
ファンの子に会ってん。」
紫「はぁ？マジで？」
元々赤坂にあった事務所から
この渋谷の事務所に移転してからというもの
ファンのおっかけが多くなっていた。
正直、所属しているタレントたちは
毎回それに辟易していた。
「分かったー！その子、可愛かったんでしょ！」
無邪気にそう言い放ったのは
高橋海人。
事務所の後輩で、最近では
俺らと一緒に活動することが多くなっていた。
廉「あ、分かった？
正直、すっげ可愛かった。」
最初の方こそ、街中でファンに気づかれて
握手を求められたりするのは嬉しかった。
だけどもう、最近はそんなの珍しくもないし
正直こっちが疲れてるとかは御構い無しやから
廉もそういうのは嫌がっててんけど………。
廉「ま、俺のファンっていうより
ただ俺の存在を知ってるだけっぽかってんけどな。」
海「何それー。嘘やーん。」
「……………。」
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りんご(プロフ) - サラさん！お久しぶりです！！りんごです(T-T)！(T-T)まだ書いてくださっていて嬉しいです！ (2020年5月5日 5時) (
レス) id: c88a85f3f0 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - おかえりなさい。更新ずっと待ってました！！これからも応援してます。 (2020年5月3日 1時) (レス) id: 69230dd273 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたん(プロフ) - 続きが早く見たいです！楽しみにしています。 (2019年12月3日 0時) (レス) id: 4f620d47cc (このIDを非表示/違反報告)
かりん - サラさんの作品に昔、REVIVEというものはありませんでしたか？？私の記憶の中ではあったと思うのですが...。あれが本当に好きで、何度も読み返していました。でも今、その作品が無い...。もしかして、もう読めないのでしょうか？（ ; ; ） (2019年1月2日 20時) (レス) id: 2dac70ae5f (このIDを非表示/違反報告)
稀姫(プロフ) - サラさん初めまして。サラさんのファンです。突然で申し訳ないのですが、こちらの作品のような背景や文字色にする方法を教えて頂くことは可能ですか？(；-；) (2018年5月13日 7時) (レス) id: fd5d7b0b55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2017年3月18日 22時
