22.距離感 ページ22
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神「舞美ちゃーん、こっちこっち！」
全身黒ずくめで、やたら目立つ男子が1人。
こちらに向かって、手を振っている。
舞「ちょっと、少しはオーラ消してよね。
皮にグラサンにジャラジャラアクセとか
どこのセレブよ。」
神「しょーがなくね？そこは。
実際俺、セレブだし？」
舞「まだ駆け出しのくせに生意気。」
不思議なやりとりに、思わずポカンとする。
この2人、なんだか姉弟みたいだなぁなんて
そんなことを考える。
神「Aちゃん、久しぶり。」
いきなり自分に声をかけられて、ハッとする。
貴「あ、ジン君……久しぶり。」
神「あんま外出るとマズイから、行こ。
俺ん家、すぐそこだから。」
そう言って、さり気に肩に触れられて
少しドキッとする。
貴「てゆか、宅飲みなのね………。」
神「ごめんねー。最近事務所の奴が
六本木のバーでやらかしてさ。
事務所厳戒態勢。夜遊び禁止令が出てんのよ。
だから、迂闊に外で飲み歩けないってわけ。」
舞「大変ねー。あんたんとこも。」
＿＿＿＿＿＿＿ジンくんに案内されて
連れてこられたマンションは
私の想像以上に豪勢で、思わず息を呑んだ。
貴「すごいね………セキュリティ。
芸能人って感じ………」
舞「あんたんとこもそうでしょ？」
思わず呟くと、舞美先輩が小声で問いかけてきた。
貴「ウチ、普通のマンションだよ。
でも、最近引っ越し考えてるみたい。」
神「なになに？Aちゃん引っ越しすんの？」
ガチャガチャ鍵を開けながら
ジン君が話に割って入る。
貴「あ………彼がね。
もっと広いとこ借りたいって言ってて。」
神「へぇ、じゃあウチのマンションどう？」
ほんの軽い気持ちで
ジン君はそう言ったんだろうけど
私が、紫耀の仕事関係の人たちと
ここまで繋がりがあるって知ったら
紫耀はどう思うんだろう。
神「どぞ。入って入って。」
舞「お邪魔しまーす。」
貴「お邪魔します………。」
いそいそと靴を脱ぎ、ジン君についていく。
ジン君がリビングのドアを開けた瞬間
ソファで缶ビールを飲む姿が見えて
私の身体は思わずフリーズした。
廉「あれー？こないだの子らや。」
廉君…………。
舞「何？あんた言ってなかったの？」
舞美先輩が、じろりとジン君を見る。
神「サプラーイズ。
ありふれた日常にちょっとしたサプライズね。」
廉「なんやー、来るなら言うてよ。
つまみと酒しか無いんやけど。」
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りんご(プロフ) - サラさん！お久しぶりです！！りんごです(T-T)！(T-T)まだ書いてくださっていて嬉しいです！ (2020年5月5日 5時) (
レス) id: c88a85f3f0 (このIDを非表示/違反報告)
なゆ(プロフ) - おかえりなさい。更新ずっと待ってました！！これからも応援してます。 (2020年5月3日 1時) (レス) id: 69230dd273 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたん(プロフ) - 続きが早く見たいです！楽しみにしています。 (2019年12月3日 0時) (レス) id: 4f620d47cc (このIDを非表示/違反報告)
かりん - サラさんの作品に昔、REVIVEというものはありませんでしたか？？私の記憶の中ではあったと思うのですが...。あれが本当に好きで、何度も読み返していました。でも今、その作品が無い...。もしかして、もう読めないのでしょうか？（ ; ; ） (2019年1月2日 20時) (レス) id: 2dac70ae5f (このIDを非表示/違反報告)
稀姫(プロフ) - サラさん初めまして。サラさんのファンです。突然で申し訳ないのですが、こちらの作品のような背景や文字色にする方法を教えて頂くことは可能ですか？(；-；) (2018年5月13日 7時) (レス) id: fd5d7b0b55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2017年3月18日 22時
