150 深澤side ページ3
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深澤side
Aを家に送り届け、実家の前まで来た。
兄貴の車があるのを確認し覚悟を決める。
この中に
いや…もう遅いし寝ているかもしれない。
しかし、その願いはすぐに打ち砕かれた。
深「ただいま〜……げっ」
いつも綺麗なリビングは荒れ放題。
疲れ切った大人3人と、走り回る怪獣が1匹。
母「おかえり…たつ、や」
父「おかえり…どうにかして…」
京「おかえり…頼む、寝かせて…」
それは父親の仕事では？と思うけれど、この疲弊した姿を見たら言えないよ。
急いで手洗いうがいを済ませ、走り回る甥を捕まえた。
深「つ〜かま〜えた」
腕の中で暴れる甥の
深「良い子は寝る時間だよ〜」
湊「たつや！仮面ライダーごっこしよ！」
深「もう遅いから明日ね？」
湊「いーま！いま！いまー！」
聞く耳を持たないこの子をどうすべきか。
顔をペシペシ叩かれて、それが結構痛い。
湊「たつや！おんぶ！」
深「おんぶ〜？」
湊「はやく！！」
これ以上叩かれるのもごめんなので言う通りにした。
言われるがまま歩き回ると、何かが気になったらしい。
湊「ねえ〜あれなに？」
深「あれ？」
湊が指さす方には、窓から見える電灯の明かり。
そこで俺はピンときた。
深「何も見えないよ〜」
湊「あれ！あれ！」
深「もしかしたら…おばけかも」
湊「おばけ！？」
可哀想かなと思いつつ、もうこれしかないと適当な作り話を聞かせた。
"遅くまで起きている悪い子どもにだけ見えるおばけがいる"と。
湊「おばけやだ…ねる…」
おおっ、効果バッチリ。
ここから先は兄貴にバトンタッチを…。
湊「たつやと…ねる」
深「えっ！俺はまだこれからお風呂に…」
チラッと兄貴を見れば、手を合わせ頭を下げている。
…仕方ない。ちゃっちゃと寝かせよう。
・
リビングの隣にある和室。
綺麗に敷かれた布団へ降ろせば早速ウトウトしている。
布団の横に寝転び、お腹を優しくポンポン。
ほぼ目が閉じてきたのでそっと離れようとしたその時。
湊「たつや…」
深「ん〜？」
湊「すのれんじゃーのうた歌って…」
どうしよう…その歌がわからない…。
しかし、ここで目が覚めてしまったら本末転倒だ。
"辰哉の声って眠くなるんだよね"
ふとそんなAの言葉を思い出した俺は、自分の声を信じてみる事にした。
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あんこ(プロフ) - 理科さん» こちらこそ本当にありがとうございました！面白いと言っていただけて良かったです。慣れない執筆でしたが、読んでくださる方々のおかげで書き切る事が出来ました(*^^*)ぜひまた読み返してあげてください♡♡ (2月23日 10時) (
レス) id: e42437901a (このIDを非表示/違反報告)
理科(プロフ) - 私の毎日の楽しみが終わってしまったけど、ほんと面白かったです！ありがとうございます♡そして、お疲れ様でした！仕事の休憩中にニヤニヤしながら読んだリしてました☺︎︎また全部通して読んで幸せ気分になりたいと思います♡ (2月22日 22時) (レス) id: aa7fd4008a (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 理科さん» もしかして、書き始めた頃にもコメントいただきましたか！？そこから読んでいただけてるの嬉しすぎます(>_<)新作も読んでいただきありがとうございます★緑さんもめちゃくちゃ良かったですよね…リアル感もあって！笑顔が眩しい…。私も旦那に呆れられてます(笑) (2月18日 8時) (レス) id: e42437901a (このIDを非表示/違反報告)
理科(プロフ) - すっごい面白いです！もうすぐ終わっちゃうの、寂しいなぁ。新作も楽しんでます♡余談ですが、私は💚ちゃん推しなので、ドライブしたいです。💚好きすぎて、息子に呆れられてます。 (2月17日 22時) (レス) @page48 id: aa7fd4008a (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - SnowManLOVEさん» はじめまして。コメントありがとうございます！スノさんは全員が魅力的ですよね(^^)★続きが見たいと言っていただけて嬉しいです。更新頑張ります！ (2月1日 13時) (レス) id: 3da351ad37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2023年12月26日 21時
