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『涼太おまたせ！！』
宮「待ってないよ。おつかれさま」
仕事を急いで終わらせ、駅前で涼太と合流する。
今日は約束していた"ブルームーン"をご馳走する日。
宮「じゃあ行こっか」
『涼太が行きたいお店ってどこだろ〜』
約束をした日、行きたいお店があると言っていた。
今日はそこを彼が予約してくれているらしい。
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「ここだよ」と言われたのは、駅からほど近い場所にあるこじんまりとしたBAR。中に入ると、涼太と似た雰囲気の男性が迎えてくれた。
紫「いらっしゃい。久しぶりだね、涼太」
宮「お久しぶりです。
紫さん…名前は聞いたことある気がする。誰だっけ。
無意識に見つめていたらしく、私の視線に気づいた紫さんはニコッと微笑んだ。
紫「はじめまして。Aちゃん」
『はじめまして！どうして私の名前…』
紫「そりゃあ涼太から幾度となく聞いてるからね」
え、どんな話してるんだろう。
方向音痴とか、食いしん坊とか？
紫「気になる？」
宮「紫さん。それ以上はダメです」
紫「ごめんごめん。冗談だよ」
ちょっと気になるけど、嫌なことはやめておこう。
涼太がお店を開く前、たまたま入ったこのお店のお酒や料理、何より紫さんの人柄に惚れたらしい。それからよくお店に行くようになり、色々なアドバイスをもらったんだとか。
『思い出した。紫さんは涼太の師匠だ！』
紫「師匠？(笑)」
『私たちによく言ってたんです。師匠のおかげで今の俺があるって』
それを聞いた紫さんは「可愛いやつ〜」と涼太の頭をわしゃわしゃする。私たちの前では大人な彼の照れくさそうな表情は非常にレア。
紫「可愛い弟子の為、腕によりをかけちゃおうかな」
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ブルームーンを2人で楽しんでいると、美味しそうな料理が次々に出てくる。
『どうしよう…全部美味しすぎる…止まらない…』
紫「それはよかった。たくさん食べてね」
宮「これとか俺も作ったことあるんだけど覚えてる？」
なるほど。所どころ涼太の料理と似てる物があると思ったら、紫さんから教わってたんだな。
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紫「ちょっと裏で作業してるから何かあったら呼んで」
私たちにそう告げた彼は裏に入っていった。
きっと、話しやすいように気を回してくれたのだろう。
他のお客さんは離れた所に一組だけの静かな店内。
2杯目のカクテルに口を付け、ゆっくりと口を開く。
『あのね、涼太に話があって』
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あんこ(プロフ) - 理科さん» こちらこそ本当にありがとうございました！面白いと言っていただけて良かったです。慣れない執筆でしたが、読んでくださる方々のおかげで書き切る事が出来ました(*^^*)ぜひまた読み返してあげてください♡♡ (2月23日 10時) (
レス) id: e42437901a (このIDを非表示/違反報告)
理科(プロフ) - 私の毎日の楽しみが終わってしまったけど、ほんと面白かったです！ありがとうございます♡そして、お疲れ様でした！仕事の休憩中にニヤニヤしながら読んだリしてました☺︎︎また全部通して読んで幸せ気分になりたいと思います♡ (2月22日 22時) (レス) id: aa7fd4008a (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 理科さん» もしかして、書き始めた頃にもコメントいただきましたか！？そこから読んでいただけてるの嬉しすぎます(>_<)新作も読んでいただきありがとうございます★緑さんもめちゃくちゃ良かったですよね…リアル感もあって！笑顔が眩しい…。私も旦那に呆れられてます(笑) (2月18日 8時) (レス) id: e42437901a (このIDを非表示/違反報告)
理科(プロフ) - すっごい面白いです！もうすぐ終わっちゃうの、寂しいなぁ。新作も楽しんでます♡余談ですが、私は💚ちゃん推しなので、ドライブしたいです。💚好きすぎて、息子に呆れられてます。 (2月17日 22時) (レス) @page48 id: aa7fd4008a (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - SnowManLOVEさん» はじめまして。コメントありがとうございます！スノさんは全員が魅力的ですよね(^^)★続きが見たいと言っていただけて嬉しいです。更新頑張ります！ (2月1日 13時) (レス) id: 3da351ad37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんこ | 作成日時：2023年12月26日 21時
