Dear my sister. (ページ36)

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佐久間side

阿「今回の企画はAちゃんの先生になろうコーナーです！
何を教えてもらうかはクジで決めて個人ではなく5人チームで教えてもらいます。
最後に俺からみてベストティーチャーを決めていきます」

深「え、て事は阿部ちゃんは先生しないの？」

阿「俺は基本見守り担当だね。名前覚えてもらおう企画の佐久間みたいな感じで、多少のサポートはするかな」

岩「まじか」

宮「何を教えるかで結構難易度が変わりそうだね」

深「確かに」

阿「まあ全てはクジの結果次第って事で早速引いてもらいたいと思います！」

阿部ちゃんはそう言うと教卓の下からクジが入っているであろうボックスを取り出した。

渡「え、誰引く？」

岩「じゃあ俺引くよ」

阿「はい。じゃあ岩本さん中から1枚引いてください」

ガサガサとボックスの中で紙がゆれる音がする。

佐「阿部ちゃんお題って結構いっぱいあるの？」

阿「スタッフさんも書いてくれたんだけど割と数あるよ。難易度もバラバラ」

本当に何を引くかによるんだな。
そんな話をしていると照がこれ！と大きく声を上げクジを引いた。

深「お、なんですか？」

照が引いたクジを皆の前でゆっくりと開く。
書かれたお題は、

佐「数をかぞえましょう、」

ぽつり、繰り返した言葉にはてなが浮かぶ。

渡「何これどう教えるの？」

宮「1からいくつまで数えられるか、って事かな？」

深「そうね、そうね。そういう解釈でいいのかな？」

ふっかの目線が阿部ちゃんに向けられる。
と、阿部ちゃんは片手で親指を立てグッとポーズをしてみせた。

宮「ちなみに今の段階でAちゃんはいくつまで数えられるの？」

佐「A 数は100まで数えられるもんな？」

『うん！』

渡「お、すごいじゃーん」

『あのね、お風呂でね、練習したの』

宮「偉いねAちゃん」

涼太がそう言い微笑むと、Aは満足げに頷いた。

深「じゃあこれは何本？」

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