Snow Houseの日常。2nd

嫉妬3 ページ36

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渡「なんで抵抗しねぇんだよ…」


「しなきゃだめだったの…？」


渡「いや、なんつーか…
お前が受け入れるから
段々俺の方が焦ってきて、逆に冷静になるっていうか…」


「へぇ、どきどきしたんだ？」


渡「お子様相手にするかバカ」



「うわ、もうしょっぴー嫌い。
頭の中しょっぴーでいっぱいになっちゃったのに。」



渡「じゃあ、俺のもんになる？」



「ばーか。調子のんな。」



Aはベッと舌を出し、
俺を置いて自分の部屋に戻っていった。





渡「あいつ…大人すぎんだろ…」



1人残された俺は
少し頭を冷やそうとタバコを口に咥えた。







キスした時、あいつが男を知っているのが分かった。


教えたのは風磨なのか
また違う男なのかは分からないけど



俺が入れた舌に、
あいつは控えめながらもついてきて


時々漏れるあいつの声に
正直、心臓が飛び出そうだった。






「お子様相手に」なんて、よく言う。




己の感情すらコントロールできなかった
俺のほうが何倍も子供じゃねぇかと



いまさら自分の発言が刺さった。





それに頭が良いあいつのことだ。


ジャニーズ内で痛い目を見た分
グループ内で色恋沙汰なんて
そんな軽率なことは絶対しないだろう。



俺だってそうだ。

今まで、恋愛に関して冒険はしないタイプ。


しかもグループ内なんて
絶対にありえない。


少し前の自分だったら
今の俺みたいな奴を軽蔑すると思う。






渡「でももう理屈じゃねぇんだよ…」





そんな独り言を呟き

意外と諦めの悪い自分に嫌気がさした。








End.
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