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不安と安心 ページ37

Aside



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「疲れ、たまってたんだね」

向「...そんな、誰かのせいとかじゃ、ないんよ」

「うん、優しいね康二くん」



病院に連れて行けば、芸能人のため優遇してもらえてすぐに診察ができた

診断は心因性発熱

ストレスを強く感じてそのまま熱を出してしまったようだ



「相談、できない?」

向「...してええの?」

「そりゃあ、皆聞くにきまってるよ」

向「A、ちゃんは?」

「私?私なんかでいいなら全然きくよ」



その言葉に康二くんは安心するように笑った



向「じゃあさ、ちょっと、聞いてくれる?」



病院から康二くんの家に戻ってきている私たち

ほかの8人の移動手段に関して辰哉からメールが入っていたため、それを康二くんの診察の間に返せば、そのあとに“今日はもう康二についていてあげて”と返ってきたため、一日康二くんのお世話をすることに決めた



ベッドで横になったまま一つ一つ、優しい康二くんは言葉を選びながら話し始めてくれた





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「...たくさん、抱えてたね」

向「っは、こんな、迷惑かけるんやったら、さいしょから、いえばよかったなぁ、」

「しょうがない、とは言い切れないけど、でもこれを機に皆に相談できるようになれるといいよね」



すっかり涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら康二くんは何度も小さく頷いた

そんな康二くんの頭を撫でる



向「ん、来てくれたの、Aちゃんでよかったわ」



弱々しくわらえ笑う康二くんはやっと落ち着けるようになったのか、気が付いたら寝息を立てていた



「...よし、」



そっと彼の頭から手を離せば、スマホと財布、そして彼から今日一日預かることになった鍵を持って、私は康二くんの家を出た





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作者名:ぴぴ . | 作成日時:2020年3月19日 12時

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