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仲直り ページ32

深澤side



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「...ごめんなさい」





俺の目の前にいる彼女はいつもよりも少し弱い声でそう言った





「言い過ぎたこともあったし、意地張ってたところもあった。


ごめん、」





まさか彼女がこんな真面目に謝ってくるだなんて思ってなくて、


言葉を失ってしまう




「なんで黙ってるの、...許せない?」





そういってすっかり彼女に染みついてしまった癖、


首を傾げられる





深「いや、違う、そうじゃない」





「じゃあ、どうしたの」





深「...や、俺の方こそ、すまん」





そういって軽く頭を下げ、すぐに上げる





深「てか、ほんとは俺から謝んないといけないことばっかりした


自分勝手すぎた、ごめん」


「ううん、私、辰哉のこと、避けすぎてた、んだと思う」





途切れ途切れに話してくれる





深「なんで、避けてるの」


「...辰哉にだけは、飽きたく、ないから」




さっきまで見つめてくれていたのに、


いきなり目を逸らして言葉を放つ君はやっぱりずるかった




そして彼女の言葉に思わず笑みがこぼれてしまう





「ちょ、笑った?」


深「いや、嬉しいなって意味でだよ」


「嬉しい...?」




深「それって、逆に意識してくれてるってことじゃん」





我ながら酷い屁理屈だな、なんて思いながらも口にしてしまう


今までお前への恋心を忘れるために何人の女の子を利用させてもらったのか、そんなことをしても結局今も忘れきれてない俺の想いの重さを、これからはお前に分からせないとな





「なにそれ、」




俺の屁理屈に苦笑する君





深「一つ考えてほしいんだけど、俺がお前のこと飽きさせるわけなくない?」


「はぁ」





よくわからない、という意味のこもった返事が返される





深「あんなちっこい頃からほぼずっと一緒にいんだよ?それでお前がいまでも仲良くしてくれてるってことは、飽きてないってことでしょ?


これからもそういう風にしていけるよ」



「でも恋人とかだとまた別じゃん」



深「寧ろ恋人としての新しい一面も見れて刺激的なんじゃない?」


「そんなポジティブだっけ..」





彼女が俺を見てくれない理由を聞くと、すっかりと吹っ切れてしまった俺





深「A、」




いつもよりずっと優しく彼女の名前を呼べば、彼女の頭を撫でる




その時に自然と綻ぶ君の顔、




これ、たぶん俺しか知らないよね?





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作者名:ぴぴ . | 作成日時:2020年3月19日 12時

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