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下らない ページ30

Aside



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「これほんとにおいしい」



目「佐久間くんに感謝だわ」


「ほんとだね」





蓮くんが買ってきてくれたのは、生八つ橋だった



一般的な生八つ橋と、そのお店特有の皮が苺味の生八つ橋



私は苺味を気に入って、蓮くんはほとんど私に苺味をくれた





生八つ橋が残り少なくなり、なんとなく二人の時間に間ができる





その間が気まずくなり、お茶の入った湯飲みを見つめる





目「...、」





なんとなく視線を感じ、ちら、と目線だけを上げる





目「やっと見た」


「...なんか蓮くんとこうやって話すの怖い」


目「ひどくね?」





けらけら笑う蓮くん





目「まあ、ほら、別に怒るとかじゃないし、何か悩んでんなら言ってよ


ってだけで俺はここにいんだよ」



「でもそれも、私をおとすため、とかでしょ?」



目「否定はしないけど、さすがにそれだけが理由ではないよ」





ふ、と小さく笑い私の頭に手を伸ばして頭を撫でられる





「ん、撫でられるの好きなんだよね」


目「なんか、っぽいね」


「そう?」


目「そうやってわかりやすく認められないと立ち続けてられない感じがね」





蓮くんの言葉に言葉を失う



そんなの、違う





目「図星で何も言えない?」


「...違うよ」


目「じゃあその男に媚びうるのはなに」


「退屈しないから、だよ」


目「それだけ?」


「...それだけ」





目「...下らな」





蓮くんは私を冷たい目で見つめてつぶやくように言い放った





「なにさ、私の悩み事聞いてくれるんじゃなかったの」


目「ああ、そうだったね」


「さいあく」





けらけら笑いながら蓮くんはまた私の頭をなでる





あんなことを言われても、頭を撫でられるとつい落ち着いてしまう





目「ふは、わかりやす」


「んん、蓮くんやだ」


目「はいはい」





そういって蓮くんは私から手を離すと、真剣な目つきに戻った





目「...んで、ふっかさんとなにがあったの?」





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作者名:ぴぴ . | 作成日時:2020年3月19日 12時

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