青春に染まれ。【雪男】

31話 ページ31

『阿部くん、おはよう』


土日を過ぎれば当然平日が来るはずで絶望しながら登校していた。教室へ入れば阿部くんはもう来ていたので荷物を置きながら挨拶をする



亮「おはよう、寝不足？」



『いや、これから地獄の5日間が始まると思うと絶望しかなくて……』



不機嫌気味で登校をすれば隣の席の阿部くんに心配されてしまった。こんな理由で心配かける訳にはいかないので正直に言うと、ウケたのか優しく笑ってくれた



亮「Aちゃんって意外と面白いよね」



『意外とってなに』



笑った後なので若干涙目の阿部くんに自慢の毒舌で傷つけられた。意外ってなによ




亮「ごめんごめん

一年の時はクールなのかなって思ってたから」




柔らかく笑う阿部くんに施されそうになる。確かに一年の時は案外クールだったかも……？

いや、違う。猫被ってたんだ。友達が出来なかったから笑われないように強がってたんだ




『まあ、色々とあってね』



亮「色々？なにそれ笑」



あまり深くは追及しない阿部くんに救われる。てか、強がってたなんて言えないしね


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受験期のテスト週間なので更新遅くなります。
土日は更新出来ますが、平日は更新が遅くなるか出来ないです。把握よろしくお願いします

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