4話 ページ4
康「ほな、また〜」
照「なんかあったらいつでも来て良いからな」
私の頭を優しく叩いて自分達のクラスに入っていった照くんに兄貴感が否めない。そのおかげで隣の理緒は死ぬほどにやにやしてて滅茶苦茶うざいけど
2年3組の教室に入ると既に半数以上の同級生が居て緊張してくる
そんな私と裏腹に素早く自分の席に座り、周りの同級生と話し始めた理緒
窓側の端にある自分の席を見つけて周りの同級生を見てみれば、隣にはなんと毎回学年1位の阿部くんが本を読んでいて他はまだ来ていないという奇跡
『あ、の隣の染谷Aです。1年間よろしくお願いします。』
扉の前に立っていても邪魔なので急いで自分の席に向かい、隣の阿部くんに挨拶をする
亮「あ、隣の阿部亮平です。染谷さん、だよね。これからよろしくね」
本から顔を上げてくしゃと笑う阿部くんが噂通りの柔らかそうな性格でホッとする
頭いい人って気難しそうなイメージだから正直怖かったから良かった
理緒を見てみればもう既に打ち解けている様子で近づきにくい。仕方ないので暇潰しの為に持ってきた本を鞄から取り出し、手に持つ
「あ、」
本を開いて読もうとすれば何処からともなく聞こえてきた声に周りを見渡す
亮「ふふ、ごめん。声出したのは俺
その本って雪白先生のだよね？」
『！え、知ってるの？……ですか？』
亮『ふは、何その口調笑。いいよタメ口で
俺大ファンなんだよね。雪白先生の感情の書き方とか好きでさ……』
『じゃあ、お言葉に甘えて……
私も好きなの！周りに知ってる人少なくて驚いちゃった』
「俺もだよ〜」なんて共感してくれて嬉しくなる
この先生は大賞とかは取ったことは無いけど取れるんじゃないかってくらいに面白いから取れないのが本当に謎
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あましろ。(プロフ) - りょうさん» コメントありがとうございます。ここからが本番なので、これからの展開を楽しみにしててください😊 (2022年10月30日 23時) (
レス) id: 494e09bc24 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - はじめまして！お話が面白くて、一気に読んじゃいました！９人とどうやって距離を縮めていくのか楽しみです！ (2022年10月30日 20時) (レス) @page44 id: 61162ff126 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あましろ。 | 作成日時：2022年9月18日 11時
