頼ってね Part3 (ページ30)

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岩本side

ラ「めめ、遅くない？？」

深「確かに。そろそろ帰ってきてもいい頃だね。」

そんな話をして1時間経過した頃

　「「やめろっ！！！」」

翔「何？」

阿「やめろって聞こえたよね。」

岩「ちょっと見てくるわ。」

なんか妙な胸騒ぎがして外へ駆け出した。

少し走ったところで揉み合うような格好をしている男達を見つけた。

暗くて遠くだとよく見えなかったけど、近づくとそこには俺の大事なメンバーが。

岩「目黒！！、、お前何やってんだよ！！」

俺が怒鳴ったことに驚いたのかもう一人の男の抱きしめる力が少し緩んだ。その隙を見逃さずに目黒を抱き寄せる。

岩「目黒。俺だから安心して。」

俺の腕の中にいる目黒は可哀想なくらい震えていた。
　
さっきの叫び声は目黒だったのか。

ス3「俺の目黒を返せ。。俺の方が幸せに出来るんだよ。。」

岩「何言ってんだよ。」

ス3「俺が可愛がってあげるんだよ。沢山触って可愛がってあげるんだよ。」

こいつマジで何言ってんだよ。。

岩「目黒を渡す気はない。こんなに震えてんだぞ？幸せになんか出来るかよ。」

ス3「俺は目黒を助けたんだよ？スタッフにいじめられてるの。お前らは気が付かなかっただろ？俺の方が目黒のこと見てるんだよ。だから早く渡せ。。ほら、」

男は近寄ってきて強引に目黒を取り返そうとしてきた。もちろん、俺の力がある限り絶対に渡さないけどな。大切な人を守るために筋トレしてるし。

少し揉み合いに発展したとき、

翔「何してんだよ。離せって。」

舘「照、目黒を家に連れて帰って。」

いつの間にか駆けつけてきていた翔太と舘さんにこの場を任せ俺は目黒を抱えてシェアハウスへ急いだ。

岩「緊急事態。手が空いてるやつ翔太と舘さんのところ行って。すぐそこにいるから。」

ラ「え！？めめ！！」

岩「ラウール。少し落ち着くまで近づかないであげて？」

ラ「うん。。」

ラウールは少し悲しそうな顔をしたけどしっかり言うことを守ってくれた。

ベッドに横にならせ、顔をよく見ると涙が溢れてきそうだった。

岩「怖かったな。もう大丈夫。」

落ち着いてほしくて頭を優しく撫でてあげた。

少しして目からは涙が溢れた。

息も少し荒いかな。

岩「苦しくなっちゃうからゆっくり呼吸しよう。俺の真似して？」

泣きながらもしっかりと真似してくれて落ち着いてきた。

何があったんだよ。