頼ってね Part3 (ページ27)

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ラウールside

何も進展しないまま翌日になった。

今日も仕事はお休み。

ベッドから出るとき身体が重く感じた。

嘘でしょ？絶対に熱ある。。

でも俺の部屋には体温計ないんだよな。。

誰かに取ってきてもらおうって思ったけど俺が頼んでも誰も取ってきてなんてくれないよね。

熱のせいなのかマイナスなことしか考えられない。

寝てれば良くなるかな。。きっと朝ご飯の時に誰か来てくれるはず。。

予想通り扉が開く音がした。

舘「おはよう。あれ？どうした？」

ラ「ちょっと辛くて。。」

起き上がろうとしたら力が入らなくなって倒れ込みそうになったところを舘さんに支えてもらって横になった。

舘「いつから？」

ラ「起きた時。」

舘「体温計は下か。すぐ持ってくる。」

舘さんが持ってきてくれた体温計で測ると38.0というしっかりとした高熱。

舘「あ〜考え過ぎちゃったのかもな。」

ラ「ごめんなさい。。」

舘「大丈夫。怒ってないから。俺は仕事行かないといけないから誰か呼んでこないと。誰がいい？ちなみに俺と翔太、佐久間、阿部ちゃんは仕事で康二はいるんだけど昨日の夜遅くに帰ってきたから少し寝かしてあげたいんだよね。」

ラ「ふっかさん、いる？」

舘「ふっかならまだ寝てるけど起こしてくるよ。」

ラ「ふっかさんがいい。。」

舘「了解。少し待っててね。」

ふっかさんを起こしちゃうのは申し訳ないけど今の俺が自然体でいけるのはふっかさんしかいない。

深「おはよ〜熱出ちゃったんだってね。きっと考え過ぎちゃったんだろうな〜」

ラ「よく分かんなくなっちゃったんだ。。皆の事が怖い。。」

深「結構深刻なところまできちゃったな。。でも1つだけ言える。皆、ラウのこと心配してる。あんなに怒ってた佐久間と照もラウール大丈夫？とか毎日のように聞いてきたし。うるさいくらいだったんだから笑」

ラ「でも、めめも前に来たときいつもより冷たかった。」

深「冷たくなってなんかないよ。めめも今日はどうですか？とか毎日何回も聞いてくるもん。」

そうだったんだ。。今なら向き合えるかもって思ったけどやっぱりまだ怖い。

深「無理するな〜めめなら呼んでも大丈夫？」

ラ「うん。。」

ふっかさんがめめを呼びに行った。