頼ってね Part3 (ページ18)

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阿部side

照とお手洗いに行くため廊下を歩いていると苦しそうな声と話し声が聞こえた。誰だろ？と覗いてみるとそこには見覚えのある姿が。

さっきまで苦しそうに息をしていた佐久間の意識がなくなった。

阿「佐久間？？意識ない。。どうしよ、」

岩「阿部、落ち着け。舘さん呼んできて。」

阿「うん。」

走って楽屋へ戻った。

阿「ねぇ、、佐久間が発作みたいなのおこして意識ない。。救急車は呼んでもらったけど、」

舘「今どこにいる？」

阿「お手洗いに行く途中の廊下。」

舘「分かった。照がいるみたいだから俺だけ行く。」

舘さんが楽屋を飛び出して行った。

深「阿部ちゃん、おいで。」

ふっかに呼ばれたときに気づいた。

俺、泣いてるんだって。

深「ちゃんと呼びに来てくれてありがとう。佐久間はきっと大丈夫。照と舘様がいれば絶対に。」

翔「何で発作なんて起きたんだ？前の検診でも異常ないって言われたとか言ってたのに。」

俺もそこが分からない。けど、明らかにおかしいことは起きていた。

阿「あのさ、一つだけおかしかったの、」

目「おかしい？」

阿「さっき撮影してくれてたスタッフのうちの2人が佐久間と一緒にいたのに何も対処してなくて。しかも苦しい声がしてたのに普通に話し声もしたし。」

翔「は？それおかしくね？」

阿「照が問い詰めたけど何も言わなくて。」

翔「俺が言ってくる。そういうのマジで嫌いだから。」
　
目「俺も行く。翔太くん1人だと何されるか分からないから。」

深「手だけは出すなよ？」

翔「分かってる。」

翔太とめめが向かって行った。

その後、救急車のサイレンが聞こえてきた。

ラ「佐久間くん大丈夫かな、、？」

向「大丈夫やで。救急車も来たから。」

本当ならシンメである俺が同乗した方が良かったのかもだけど、今の俺は冷静の2文字が無かったから照が代表して同乗することになった。

マ「渡辺と目黒と俺でスタッフと話してくるから向井の運転で病院行ってきてくれ。向井、焦らないで安全運転で。佐久間は救急隊員によると自発呼吸はありそうだから安心して。」

マネージャーさんはそう言い残して楽屋を出ていった。

そして入れ替わるように戻ってきた舘さん。

舘「安心して。大丈夫だから。今日の撮影は延期にしてもらったから病院行こう。」

康二の運転する車で病院へ急いだ。