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渡辺side
ラウールが寝てから俺と涼太が看ている。
ふっかと照がついてる予定だったんだけど2人とも顔が疲れてたから早めに交代した。
俺と涼太は基本的にずっと話してるような関係性じゃないから無言の時間が過ぎても気にならない。
午前1時を過ぎた頃、
宮「翔太。ラウの熱上がってそうじゃない？」
ラウールの首筋に手を当てていた涼太が話しかけてきた。
翔「マジで？」
耳で熱が測れる体温計を使って測定してみると39度超え。
翔「やばいじゃん。」
宮「上がるとは思ってたけど結構高くなったね。冷えピタだとすぐ乾いちゃいそうだから濡れタオル用意してくる。」
翔「了解。俺はラウールの側にいる。」
涼太の方が対処方法を知っているから全て任せた。
そう言えばそろそろ水分摂らせた方がいいかな？
濡れタオルを持ってきた涼太に相談して1回ラウールを起こすことにした。
翔「ラウール！ごめん。1回起きれる？」
ラ「ふっかさん、、？」
翔「今いるのは俺と舘さんだよ。ふっか達は寝てる。」
熱のせいかすぐに理解できない様子のラウールにしっかりと顔を見せるとやっと理解したようだった。
宮「1回水分摂った方がいいかなって思って。飲めそう？」
頷いたのを確認して起き上がらせてあげた。
後ろに倒れないように俺がしっかり支えてね。
宮「今は寒い？」
ラ「寒くないよ」
宮「上がりきってきたかな。まだ2時前だからゆっくり寝てて大丈夫だからね。」
ラ「うん。。」
眠いだろうに中々俺にもたれ掛かったままで動かないラウール
何だろ？って思っていたら
宮「どこにも行かないから安心して？」
あ〜なるほど。俺らがどこかに行っちゃうって思ってるのか。
翔「ラウール。俺らは朝までここにいるから安心して寝な？」
ラ「約束だよ、、？」
宮「約束」
俺らと約束を交わしたラウールは横になってすぐに眠った。
宮「普段はしっかりしてるけどまだ可愛いな。」
翔「だね。」
それからは起きることなく朝を迎えた。
ピークは過ぎたらしく、熱も徐々にではあるが下がってきている。
ラ「夜はありがとう！ゆっくり寝れた！」
宮「いいえ。まだ本調子じゃないんだから今日はゆっくりしてような。」
ラ「うん！」
朝、ラウールが起きる前に皆が寝顔を見に来たのは内緒だよ。
end
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作者名：まこ | 作成日時：2020年4月22日 23時
