頼ってね (ページ25)

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康二side

今日は朝から頭が痛い。

グループでの仕事なら誰かに頼れるんやけどあいにく今日は個人仕事。

俺は1つだけやから何とか乗り越えよう思って薬を飲んでからスタジオへ向かった。

幸い、薬が効いてきたのもあってか、いつもと変わらんくらいには出来た。

収録は約3時間。休憩が途中にあったけど体は正直で終わる頃には頭痛が朝より悪化した。

力が入られへんって思った時にはマネージャーさんに支えられてて。

それから暫くは記憶がないねん。

気づいたら見慣れた天井があって家なんやって分かった。

それから優しい声が聞こえてきて、声のする方を向いたらふっかさんがおった。

辛かったこともあってふっかさんに甘えたかった。

声をかけようって思った時に冷えピタとか取りに行っちゃって、ホンマに寂しくて泣きたくないのに涙が出てきてしまった。

その後、すぐにふっかさんが帰ってきて慰めてくれたんやで。

寝たら離れるって思って手を伸ばしたらちゃんと繋いでくれてホンマに嬉しかった。

安心できて目を閉じたらすぐに意識が遠のいた。

寝てからどれくらいが経ったんやろ。。話す声が聞こえてきて目を開けた。

すぐにラウが気づいてくれて話しかけてくれたんやけどホンマに心配そうな顔をしてて。
年下に心配かけちゃって申し訳ない気持ちが一気に押し寄せてきた。

ふっかさんがゆっくり休んでほしいってことでラウをリビングに連れて行くって話をし始めた。

寂しいからホンマは近くにいて欲しいんやで、、？

でも、一緒にいたら迷惑って思われちゃうかもなんて思ったら一緒にいて欲しいって言えへんくて。。

結局、2人はリビングへ向かって行った。。

寝れば寂しいとか思わんで済むから寝よう思ったけど、頭が痛くて寝付けんかった。

どんどん寂しさが増してきて、遂に涙まで溢れてきた。

誰かはよ来てや。。