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〇ストーカー ページ10

最近とても妙な気がする。





だって、いつもは感じないはずの視線





帰り道、後ろからついてくる足音。





家に帰るとポストに入ってる黒い封筒




これってまさか…




ストーカーなわけ…ない、よね?





このことはまだサイバには言えていない。





だって、心配しすぎて何するかわかんないし。





それに、撮影にも支障が出るかもしれない。





だから、これは言えてない





いや…言えない。




「ただいまー。」



そんな時に帰ってきたサイバ




『お、おかえりー』



リビングに来る前にある場所に封筒を隠す。



「ん、どした?」




『ううん。笑


今日はどんな撮影してたの??』



「あ、今日はな〜…」




ピアスドッキリとかやったんよー。




って話を聞いて笑っていた。




なんとか、今日もごまかせたかな。





「そーいえばさ。」





『ん?』




「最近なんかあったやろ」





『えっ…?』





「空元気って感じするし


いっつもキョロキョロしてんで?」




『そうかな?笑


そんなことないよ!気のせいだって笑』





「なんで、隠すん?」





『なにを、?笑』





サイバは箸を置きこちらに向き直した




「封筒、みた。」




『へっ、』




封筒見られてた…?



なんで、バレないところに入れてたのに




「なんで黙ってたん…」




『…ごめ、』




「ストーカーやん。あれ。」




『…うん、』




「なんで相談してくれんかったの?」




『撮影に、支障が出るかもしれないって…


サイバ、怒ったら何するかわかんないし…


変に心配かけたくなくて。』




「そんなん、考えんくてええよ。


怒ったら何するかわかんないってのは…


まぁ、あたりやけど。笑」




『…』




「それについて、話してくれん?」




『…わかった、』




私は今まであったことを一通り話した。



「っ…ふざけんな…


なぁ、そいつに心当たりない??」




『心、当たり…えっと…』




よく考えてみる。



『あれ…もしかして』



「なんか思いついた?」



『なんとなくだけど…


…バイト先の…先輩かな、』





「バイト先の先輩…?

そいつ、なんかしてたん?」




『最近やたらと絡んできて


先輩に言ってないはずの情報が漏れていたり


なんか、どこに行ってたたのかも知ってるし


…目が笑ってないんだよ。あの人。』




「…そいつやな。」







続く

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作者名:夢 叶 | 作成日時:2019年8月31日 8時

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