あなたの番です短編集2 (ページ14)

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〇二階堂＆尾野 × 変化ページ14

★リクエスト★
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二階堂side

黒島さんが逮捕された。

なんか心にぽっかり穴が空いたみたいな感覚

だけど、手塚さんがいつもと変わらず

鍋を持って誘ってくれる。

以前よりもなんだか楽しい気持ちになった。

だけどひとつ変わったことがあった。

大学に行こうとエレベーターに乗ると

『あっ』

｢どうも〜｣

尾野さんも乗ってきた

｢…｣

｢尾野さん?｣

｢…｣

『え、』

｢なんですかー?｣

なんだか以前と違うような…

『何か…ありましたか』

普段は自分からなんて話しかけないけど

気になりすぎて積極的になる。

｢何も無いですけど。

なにか?｣

『い、いや…』

｢黒島さんがいなくなったから

寂しくて私に話しかけてるんですか?

それだったらやめてくてください。

私、勝ったので｣

『す、すいません…。』

…ん?勝った…?

｢待ってください。…｣

｢はぁ、なんですか?｣

『勝ったって…どういうことですか』

｢あれ、前に翔太さんと私の部屋に来た時

言ったはずなんでけど〜…

戦いに勝ったら…｣

『あぁそれか…』

｢あの〜…もういいですか?｣

『あ、はい。』

｢もう、好きじゃないので

あまり話しかけないでもらっても…｣

『えっ…と』

｢好きなんですか、私の事｣

『そういうわけでは…』

ほんとにそういう訳じゃない

なんか違和感があってむず痒い。

逆によかったと安心するはずなのに

…戸惑いが隠せない。

｢では｣

『はい…』

終

終わり方すいません!!