あなたの番です短編集2 (ページ11)

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〇神谷将人 × 夫婦ページ11

私は刑事の将人と結婚した。

そして、子供ができた。

娘の夢桜(ﾕﾗ)は1歳になった。

今日も将人を送り出し家事をこなす。

夢｢ママぁ〜…｣

『ん〜?どうした?』

夢｢ﾊﾟｸﾊﾟｸﾊﾟｸ(口をパクパクさせてる)｣

『あっ…お腹空いた?』

その呼び掛けにコクンッと頷いた。

『じゃあ今から作るから待っててね。』

夢桜が食べやすいようにスープにした。

『でたよ〜…!!』

夢｢(バンザイ)｣

ふふっ、かわいいなぁ。

無事に夕方までは問題なくクリアした。

夕食を作り終わった時

夢｢うわぁーん…泣｣

『夢桜?どうした?』

夢｢んん〜!!泣｣

『眠い?』

夢｢ん〜…｣

ん〜…眠いのかなぁ

背中をトントンとテンポよく叩いた。

夢｢パパ…｣

『…パパはまだだよ。』

夢｢zzz…｣

夢桜はぐっすり眠った。

ベットの上に寝かせて布団をかけた

『おやすみ』

電気を消して私はリビングへ。

『はぁ…疲れた…』

実はココ最近話せてない

朝は送り出して挨拶するけど

子供が出来てからはふたりの時間が減った。

そして今では送り出し以外話してないかも

帰ってくるのは日付が回るのが基本だ。

『今日も遅いのかなぁ…』

寂しく呟いた一言はスっと消えていく。

『…眠くなってきた…』

でもたまには迎え入れもしてあげたいし…

我慢するか…

と思った矢先…睡魔に襲われ寝てしまった。

｢ﾊﾟﾁﾝ｣

急におでこをデコピンされた。

『いてっ…!!

え、将人…?』

｢ただいま｣

『おかえり

…今日は早いんだね?』

『あぁ…水城さんにたまには早く上がれ

って言われたからな

しかも家帰ったらソファで倒れてるし

見たら寝てるし…』

『それはごめん。』

｢まぁいい、夢桜寝たのか？｣

『うん、さっき寝たよ』

｢そうか｣

『なんか…懐かしいね』

｢ん?｣

『こうやって2人で話すの。』

｢確かに…そうだな。｣

そういって2人でコーヒーをいれて飲む。

ふぅ…

｢…なぁ｣

『ん?』

｢今日、一緒に寝るか｣

『へっ!?』

｢嫌か?｣

『ううん、寝る!!』

｢よし、行くか｣

『うん!!』

久々にいい夢が見れそうだ。

終