チトセとユウには内緒です。 ページ17
フウカside
はぁと重くため息を吐いて肩を落としていた時。
「フウカ？」
「あれ、アリス。お前らどこほっつき歩いてたんだ？」
後ろから声がしてクルリと振り向けば、チトセとユウがトコトコと歩いてきた。
うっわ、今超話したくない…。
そう思いながら目線を外して下を向く。
フ「あ、あぁちょっと街を歩いてたの。ね、アリス。」
アリスは一瞬戸惑ったけどすぐにあたしの手を取る。
ア「そうそう。私たちちょっと用があって。」
そしてアリスは手を引いて、そのまま走り始めた。
フ「わっ！」
こけそうになりながら慌ててテンポを合わせる。
ユ「え、アリスっ？」
チ「は？」
二人の声が後ろから聞こえて、アリスは彼らに大きな声で言った。
ア「先部屋に戻ってるね〜っ！」
フ「あ、アリスっ！？」
ギョッとしてアリスを見れば、ちょっとブスっとした顔が見えた。
(複雑だよね)
アリスもユウとは話したくない気分だったのかな？
すると走りながらアリスが口を開く。
ア「ユウに折角プレゼント買ったのに〜…ったく、ホント何なのかね私の彼氏は。」
そう言ってあたしを見てフフッと笑った。
ア「…プレゼント、もうちょっと後であげようよ。」
そんなアリスにあたしも笑い返す。
そうだね。
キュッと口角を上げて「待って」とアリスの手を引いて足を止める。
そして振り返った時に…今の気持ちを全部アイツにぶつけた。
フ「っチトセの、ばっかやろ〜〜〜〜〜っ！」
ほぼ同時に目を見開くチトセ。
アリスはブッと噴き出して、くっくっくと笑い声を漏らした。
(バカヤローの中にはちゃんとした気持ちもこもってるんだよ？)
叫んだ後で、腰に手を当て仁王立ちでチトセを見やる。
(そんなのあのバカには分かんないだろうけど。)
クルっと体の向きを城に変えて、ダーッと走り出す。
後ろではこんな声も聞こえた。
「ユウの、ドアホ〜〜〜〜〜〜〜っ！」
言わなくても分かると思うけど、今の声はアリスです♪
走りながらちょっと後ろを見ると、キョトンと目を点にするチトセとユウ。
可愛くないっての。
アリスもあっかんべっとユウに向かって舌を出し、あたしに続いて走り出す。
並んで走りながら大きな声で笑った。
「プレゼント買ったって事と大好き、って思った事は二人には内緒ね。」
「もちろんだよ。大大好きって思ったことはね♪」
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爽(プロフ) - お久しぶりです爽です。お陰様で現在、7,507 hit頂いております。沢山の閲覧本当に嬉しいです！作者の至らない所ばかりで稚拙な部分も祟ると思いますが、これからもよろしくお願いします…! (2021年5月23日 21時) (
レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - 4,238hitありがとうございます！作者嬉しい限り、本当に涙です。これからもらく魔女愛を最大級に伝えてまいります今後もご贔屓の程宜しくお願い致します。 (2020年7月16日 17時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - アミさん» 嬉しいせんきゅうありがとう〜！！！！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - ケイさん» もう面白すぎて何回も読み返してるよ〜！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 86dee03899 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - ユキカさん» えぇそぉ？ありがと〜///((お前やないわ怒byアサヒ (2020年6月21日 17時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2020年4月7日 12時
