悪くないけど…最後に一言。 ページ1
フウカside
「何でそう肝心な事何も言わないで…」
「だっからぁっゴメンって言ってるじゃん！仕方ないでしょ三人行動なんて滅多になかったんだからっ！」
「カリン、構ってよマリとだけじゃ暇になってきたー…。」
騒ぎ声が聞こえて、あたしは目が覚めた。
でもまだ目を開けたくない。
気持ちいいし…。
このままもう一回寝ようと寝返りを打った時。
「おい。起きてんだろ。」
見透かされたような声が聞こえ、ギクと肩を揺らして目はパッチリ開ける。
寝返りを打ったから、向こうからこっちは見えてないはずなんだけど…。
(…なーんで分かっちゃうかな〜)
気まずい気持ちになりながらハイハイと天井を仰いだ。
と。
フ「ぎゃあああっ！？何で、こんな目の前に…っ」
大きく叫んで布団にへばりついてギョッとする。
それもそのはず、チトセの顔がちょうどアップであたしの視界に映り込んでいるのだ。
フ「ちょ、どい…ってっ！？」
近かった顔がもっと近くなって、多分あたしの顔はこれ以上ないってぐらい赤くなってる(と思う)。
えーとこの表情とオーラは…？
今までの状況を説明しようと口を開くけど、まぁお怒りのチトセ君はそれはもう険しい表情であたしを睨んだ。
チ「……知ってる。全部、アリスから聞いたから。」
フ「げ…」
全部、という事は…
フ「…何も言わないで城を出てったことも？」
チ「当たり前だ。」
うっっわやっちゃったー…。
失態に額に手を当てて悩むあたし。
だって三人で行きたかったんだもん。
伝えたら、絶対ついてくる人いるじゃん(ユウとかユウとか、アサヒとかアサヒとか)。
アリスたち言ってから行くべきだったな…てか、連れて行けばよかった？
いや、ダメだ。そうなったらアリスたちに被害が…あんな男だ手を出しかねない。
それにアリスたちに何かあったら…ユウたちはどうなる？目に見えてることだ。
だとすれば、あたしの判断は間違ってなかったよね？
あたし一人で行動しても良かったよね？←
フ「とにかく！あたしは悪くないからねっ！」
チ「はぁ？」
呆れるチトセにそう言い切って、でもちょっと考え直す。
もしあの時チトセがいなかったらあたしはどうなってた？
もしかしたら死んでたかもしれない。
そう考えただけで身の毛がよだった。
だから最後に一言。
フ「…一人で行動したのは悪かったなぁって思ってる。ゴメン。」
と呟いた。
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爽(プロフ) - お久しぶりです爽です。お陰様で現在、7,507 hit頂いております。沢山の閲覧本当に嬉しいです！作者の至らない所ばかりで稚拙な部分も祟ると思いますが、これからもよろしくお願いします…! (2021年5月23日 21時) (
レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - 4,238hitありがとうございます！作者嬉しい限り、本当に涙です。これからもらく魔女愛を最大級に伝えてまいります今後もご贔屓の程宜しくお願い致します。 (2020年7月16日 17時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - アミさん» 嬉しいせんきゅうありがとう〜！！！！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - ケイさん» もう面白すぎて何回も読み返してるよ〜！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 86dee03899 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - ユキカさん» えぇそぉ？ありがと〜///((お前やないわ怒byアサヒ (2020年6月21日 17時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2020年4月7日 12時
