☆偏頭痛と曇り空。 ページ9
フウカside
どんより曇り空の午後2時過ぎ。
今にも降り出しそうな天候な上、あたしの頭は酷く偏頭痛気味。
(さいっっあく…天候が悪いと気分まで悪くなるんだね…)
折角の休日なのに、大好きなゲームにも手を伸ばせずベットで寝転がっていた。
皆、元気?あたしフウカ…。
いつもみたいに元気出せなくてゴメン、頭が痛くって…。。
ここは人間界とかけ離れた軌跡の世界『魔法界』。
数あるうちの一つ、エリニュエス大陸には三つの国があるの。
そのうちのひとぉつっここは『銀の国』!
そして、このあたしこそが……
銀の城のプリンセスってワケよ!
へっへーん凄いでしょ?
だけどね、プリンセスだからと言って特別扱いされることもないし、何ならいっつも怒られてる←
ママみたく立派な女王になるには、それなりの
そのためには王女のうちから、根気強く教養しないといけないんだとかで。
勉強勉強勉強勉強…って毎日雨の如く言われているのは、皆だけじゃないんだ……。
フ「痛ーい…」
ベットでゴロゴロしながら呻くと、お世話係のセシルがあたしの両肩を掴んで固定する。
「我慢、です!」
フ「じっとしてる方がガンガンするもん…」
はたから見れば、ただの5歳の子供みたいに見えるかもだけどっ!
口を尖らせて反抗していると、それに上がらう様に眠気が襲ってきた。
「もーっ。だいじょ―ぶですただの頭痛ですし、問題ありませんっ………」
セシルの叱る声が段々遠くなっていく。
(眠た…)
次第に瞼が閉じて行こうとしていた、まさにその時に。
「あ、そー…えば…今度青の……で開かれる………に、姫さ…は行かれま…?」
そんなセシルのぼんやりした声が耳に入って、あたしは顔を歪める。
セシルがなんて言ったのかはよく分かんないけど、今はこの眠気に勝てそうもなくて。
行く?…ってどこに?
そんな疑問がふわふわ浮かび上がったけど、そんなのどうだっていい。今は早く寝たい。
うつ伏せで枕に顔を埋めたまま、あたしは片手をヒラヒラと上げた。
フ「あー…ハイハイ行きます行きます…。」
そう声を出した瞬間にどっと眠気が押し寄せて…
セシルの返事も聞かないまま、深い夢の底に落ちて行った。
…この時の、この返事が。
のちに望みもしない展開で現れようとは、微塵たりとも考えてなかった。
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カメレオン(プロフ) - こちらこそ、皆元気かな?何年も経って、此処に来る人少なくなったけど、来れる人でまたたくさんお話ししようね! (2月9日 18時) (レス) id: 2d4ca43412 (このIDを非表示/違反報告)
伊達巻(ルキ) - お久しぶりです……。めっちゃ面白い!すっごい気になってます(続き)。また、らくまじょの作品でも合作しようね? (2021年12月4日 11時) (レス) @page25 id: 94fb2373ba (このIDを非表示/違反報告)
爽(プロフ) - カロンさん» あざっす!これからも頑張らせて頂きますww (2021年4月29日 22時) (レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
カロン(プロフ) - え、これ面白すぎん!!?←来世まで応援し続けます☆← (2021年4月29日 12時) (レス) id: 2264052246 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - あんなつ♪さん» りょーかい!テスト、頑張れ! (2020年10月7日 16時) (レス) id: 25d3ac3089 (このIDを非表示/違反報告)
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