【薄桜鬼SSL】満開の桜〜誓った約束〜

5の誓い ページ8

貴女


夜になった

私達の夜が...やってきた

そして私の...地獄の時間


綱「A...今朝風間様に見つかり危うく正体がバレそうになったのだろう？聞いたよ」

貴「...申し訳....ありません」

私は今朝の事で綱道校長に呼ばれていた

...近藤さんは綱道が心を正し、精神を一からやり直したと思ってる

だから近藤さんは綱道を夜の薄桜学園の校長にし、私を預けた

だけどこの男は...少しも心を正していなかった


綱「謝って済む問題では....」

ドｶﾞｯ!

貴「うっ...！」

綱「ないんだよ？」

少しでも綱道の機嫌悪くなると私はこいつに殴られ蹴られた

入学してきた時からずっとずっとこの痛みに耐えてきた


綱『君が私に尽くすのであれば...私は何も手出ししない。だが、もしも私に逆らえば...君の大切な者達がどうなるのか.....わかるね？』

近藤さんは純粋で優しい...でもそれがたまに仇となる

綱道はそんな近藤さんに漬け込み信じこませた

今すぐにでも逃げ出したい...助けを求めたい

だけどそれは絶対に駄目

私が逃げ出せば...大切な人達が傷つく

私が助けを求めれば....近藤さんは悲しみ己を責める

だから私は痛みに...苦しみに耐えるしかない

大丈夫....私の血には...”羅刹”の血が残ってるから

ドｶﾞｯ!ｺﾞｯ!


貴「ｳｸﾞｯ!!....おき...たさ....(ﾎﾞｿｯ」

それは大切な人達と愛する貴方を守りたいが故に...私が選んだ道


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