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H.side
筋トレ中に、ポンっと鳴ったスマホ。
照くん、私ふっかに嫌われてるみたい
Aからだった。
最近、ふっかとAは付き合った。
2人とも両片思いみたいな感じで関係がこじれてたから、付き合って一件落着かと思いきや
ふっかがはっきりしない付き合い方したせいか、
ふっかが緊張して?Aと距離をおいてしまうせいか、
あんまり上手くいってない様子で。
まぁ、ふっかが悪い。
電話出来る?と返信すると
待って、今ふっかといるから離れる!
いやいや、一緒にいるなら正直に言い合えばいいのにと思うけど、
それが出来たら苦労しないってやつだよな。
額から落ちてきた汗をタオルで拭った。
電話をしてみると、開口一番
『照くん助けて!』
この言葉、コイツから聞くの何回目だろ。
「でもふっかAのこと好きだろ?大丈夫じゃねーの?」
『無理無理、好きじゃないもん』
そうかー?と聞き返す。
『うん…だからさ、付き合ってくれない??』
ふっかヤキモチ大作戦!
って、、、、
俺が思ってたよりもAは強い奴だった。
流石に佐久間の妹なだけあるな、そのポジティブさと強さ…
「うーーーん、いいけど、具体的に何すか決めてんの?」
『決めてる!えっとね、、』
A的には完璧だという作戦はこう。
俺とAが仲がいいところをふっかに見せつける
↓↓↓
ふっかがヤキモチ妬く
↓↓↓
ヤキモチからの、、A好きだーーーーー!!!
んー、そんなに上手くいくか?
まずふっかは元からAのこともう好きじゃん。
『お願い!タピオカ10回奢る!』
「乗った」
あーあぁ…しまった。
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作者名:しゃけ | 作成日時:2020年5月12日 21時