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気づけばもう季節は夏真っ只中で、
『暑い暑い暑い!』
「今エアコンつけたからちょっと待てよ〜」
ふっかと付き合って2ヶ月ほどたった。
でも、
男女の営みなんか全くございません!!!
ここはほんとに令和なの?昔の婚約前の男女か?
最近は暑いし、SnowManのデビューも決まってちょっと色々世間体が怖いので
ふっかのお家でデートが多い。
なのに、彼、手なんか出さないんです。
健全でいいと思うよ、親に紹介できるお付き合いだよ
けど
付き合ってるんだからイチャイチャくらいしたいなぁって。
もしかして、
考えたくもないけど
私の事なんか、最初から別に好きじゃなかったのかな
付き合ったのも言ってみればその場の流れのような感じで
1度も好きなんて言葉を告げられたことなんかない。
考えすぎだったらいいな、
『はぁ、』
咄嗟に出てしまった小さなため息に
「ん、どした?」
彼はすぐ気づいた。
「クーラー寒い?」
『丁度いいよ!なんでもない大丈夫』
私がそう言うと
そっかー、と彼はまたスマホに視線を向けた。
あー、自分が無能すぎる。
正直に聞けばいいのに怖くて聞くことすら出来ず
もし、私の事を好きでもなかった場合は今の関係が崩れるという事で、
それはもっと嫌だ。
よし
鳴かぬなら、鳴くまで待とうみたいな徳川家康はやめて
鳴かせてみせよう作戦だ。
私は手に持っていたスマホを開いて、
ある人にLINEをおくった。
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作者名:しゃけ | 作成日時:2020年5月12日 21時