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『えーぇ、うそだぁ〜〜、あ、しょっかーゆめかぁ…』
酔っ払いの口調は変わらず
夢なら、いいやって
『はは〜！わたしもふっかすきたよ〜、』
笑いながら俺にそう告げた。
｢は！？！？！？！？！？｣
『ふつかと、つきあいたけどーー、いえなくて、』
『ふっかすき〜〜ー！』
ちょっとまってまって
パニックパニック！
翔太並にパニック！！
Aは今、夢を見てると思ってて
本音、ってこと、？
｢それ本気のやつ？｣
『ほんきとかいて、マジとよむ！』
チュッ
一瞬の出来事でまたパニック。
ほっぺたにちっちゃくてやわらかい感触、
触れられた所だけ熱くなって。
｢ちょ、俺の家近いからうち行こ｣
『これがいわゆるお持ちけぇりってやっつぁですよぉ〜』
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You.side
やばい
やらかした、
やらかした！！！！
｢ん、Aおはよ｣
目を覚ますと、いつもとは違う知らないベッドの感覚、隣には上裸のイケメンふっか。
昨日、お酒に手を出してから
一切の記憶がなくて、
ただ、ふっかと両思いになる夢を見てたくらいフワフワした感覚に陥っていただけで…。
『なんで、てかここどこ？』
｢あーー、もしかして記憶ない？ここは俺の家｣
とてもいいお家ですね！と、褒めてる場合でもない。
『私、やらかした？』
｢ぼちぼち、、？｣
ぼちぼちってなんぞや！！！！
ふっかはソワソワしていて落ち着いてないし、
まぁやらかした事には変わりないのだろう。
｢ま、うん、今日からよろしくって事で｣
『ん？』
｢昨日の夜、俺ら付き合うことになったじゃん｣
『は？』
目を覚ますと、好きな人と付き合えることになっていた。
嬉しいけど、嬉しいよりも
驚きの方が強くて
『え、え、んん！？』
｢どした？｣
『いや、はい、お願いします…』
覚えてないけど、もしかして私が夢だと思っていたことが現実だったのか
それだったら超絶恥ずかしい。
けど、
ここで彼の事を好きな私がここで断る理由も無く
お願いしますと返事をした。
｢Aって俺のこと好き？｣
『え゛、ぁ、うん…好きだよ』
めちゃめちゃに好き！大好き！
ドリカムの曲かなってくらい好き大好き！！！
｢は、よかった｣
その言葉と同時にふっかが私を
今まで見たことない顔で、目で、見つめて笑ってくるから
多分、ふっかは私のことが好きなんだと確信した。
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作者名：しゃけ | 作成日時：2020年5月12日 21時
