溶けるほど愛されて、【紫】 (ページ4)

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個室にいても聞こえてくるガヤガヤとした周りの声にかき消されないように

｢かんぱーーーーーい！｣

大きな声を上げる。

今日はさっそく照くんがSnowManのお食事会に誘ってくれた。
もちろんふっかは居る。なんなら隣に座ってる！！！

毎月恒例のやつだから、メンバーだけで私がいない方がいいんじゃないの？って言ったけれど

佐久間妹の特権だから大丈夫らしい。

この特権、強いのか弱いのか…

ふっかとこの特権使って付き合えないかなー、とか考えてみるけど

特権使ってまで付き合いたくないなって自己解釈。

｢女の子おると華があってええなぁ｣

｢紹介します！俺の可愛い妹です｣

｢いや皆知ってっから｣

相変わらず仲良しなグループで、話を聞いてるだけで面白いし、ホントに良いグループだなぁ…

『ラウたん可愛いね今日も』

｢んへへ、Aちゃんの方が可愛いよ！｣

きゃー！お口がお上手！ホント可愛い子！母性本能とはこの事だろう

ラウとおしゃべりしている間に

A食べな食べなーって、お兄ちゃんがドンドンお皿にご飯を置いてくる

正直もうお腹いっぱいだよ！

『おにーちゃん！食べきれないよこんなに』

｢俺はAにもっとすくすく育って欲しいんだ｣

『いやもう成長期終わってるから伸びないって…』

でもお皿についでしまったし、食べないってことも出来ないな…

これ詰め込んだら吐きそー、、

見るだけですこしうぷってなる。

そんなこんなでご飯盛モリのお皿を見て格闘していると

｢俺腹減ってるから食うわ｣

隣から私の目の前のお皿まで手が伸びてきて

ひょいっと取っていく。

『ふっかありがとう』

｢、、ん｣

お酒飲んでたからふっかも結構お腹溜まってるはずなのに

優しいな！！脈アリか！？

脈アリならあるって言って！！！

『生ビールひとつお願いします！』

勢いでお酒に手を出した。