溶けるほど愛されて、【紫】 (ページ3)

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『照くんんんんどうしようううう』

｢おうおう、佐久間妹どうした｣

『いや名前で読んでくれない？』

トレーニング終わりの照くんに会って早々、助けを求めた。

ジム帰りだからから、少し疲れている様子。申し訳ないなーと、思いつつ、

ふっかが！！全然私のことを女として見てくれてない事件について！！
どうお考えでしょうか、照くん。

『照くんと会うんだ！超楽しみ！って言ったの、ヤキモチとか妬いてくれるかなって』

｢おー、それで｣

『｢ふーん、｣だってさ！興味無さそうでした』

｢…ドンマイ｣

とか言ってね、ちょっとニヤニヤしてんの気づいてるからね、
他人事だと思って楽しそうに…

私が不満そうにしていると、

｢Aは、いつもどんな風にアピールしてるの？｣

と質問してきた。

『えー、、、スキンシップ多めにしたりとか』

UFOキャッチャーでぬいぐるみとってくれた時とか、もう抱きつく勢いで腕掴んで

ありがと最高好き！って言ってる。

もうほぼ告白してるようなものじゃない？
ふっかってそういうの疎い？

いやいやいや

｢あいつ結構昔恋愛してたしスキンシップとか多分効かねぇぞ｣

ですよね、、恋愛なんて慣れてますよね。

『うーん、どうしよ』

｢とりあえず、今みたいに沢山会ってどんどん距離詰めるしかなくね？｣

俺も協力するしって、照くんが笑って言う。

『ありがとう～、ほんと照くんってお兄ちゃんよりお兄ちゃんだ…』

｢でもA、佐久間のこと好きじゃん！｣

『いや、お兄ちゃんだから好きだけど、恋愛について相談したら』

俺にはそんな話1億5000万年早い！時が経ってから語るのだ！

…なんて

『なんか変な1人芝居始まるんだよね』

｢ごめん聞いた俺がまずかったな｣

こんなうじうじずっと片思いしても仕方ないよな、

A、動きます。