07ｰ1 デビルくんに呼び出されました【灰崎凌兵】 ページ14
▽ attention
少し大人な甘いのあります
イナズマジャパンのマネージャーとして、このチームの仲間に入れさせてもらって、どのくらい経っただろうか。
オリジナルのドリンク作り、ふわっふわのタオルをこしらえて、選手のエネルギーになるように、毎日あったかくて美味しいご飯を作る。
私はそんなマネージャーの仕事に誇りを持って取り組んでいた。
のに。
灰崎起こしにきて
ピロン、と電子音が部屋に響き、こんな朝から誰だろうとスマホを開けば、チームメイトの灰崎凌兵くん、もとい、私の彼氏から一通、メッセージが届いていた。
....私はこんなこき使われるような役は負ってないんだけど？
このメッセージが送られた時刻を見てみれば、5：30と表示されていた。
って、ついさっきじゃん。起きてるじゃん！！
彼は一体何がしたいのだろうか。
まあいいや、朝から凌兵に会えるなんて幸せだ。
寝ぼけ眼を擦って、寝癖を直す。
そしてある程度支度を済ませると、いつもより軽い足取りで、私は凌兵の待つ部屋まで急いだ。
いつぶりだろう、2人で会うのなんて。
「ついた」
音ひとつもしない部屋の前、
ルームメイトの吉良くんはまだ寝てるのだろうか。
ここは静かにドアを開けなきゃ....って
「あいたっ」
刹那、ドアが開いて、頭に思い切りぶつけた。
これは地味に痛い。ヒリヒリする。おでこ陥没しそう、ていうのは盛った。
頭を抑えて上を見ると、今まさに会いに行こうとしていた彼が、私の姿を見つけて、おはよと声をかけた。
「なんだA、もう着いてたのか、迎えに行こうと思ってたのに」
「おはよう。既に起きてるくせに、起こしに来てとか抜かしたのはどこの誰よ」
「...俺だったな」
痛かったな、ごめんなと、凌兵はさっきドアで頭をぶつけた所を優しく撫でてくれた。
「...で、なんの用？」
「彼女に会うのに用もクソもあるか、ただ会いたかったからだよ」
「通りで、下手くそな呼び出し方だったわけだ？」
「うるせえな」
そうか。
ここの所、お互い忙しくて顔合わせてなかったんだっけ。
凌兵にも、恋人に会えなくて寂しいって思う気持ちがあるんだと思うと、思わず口元が緩んでしまう。
私一人が寂しかったわけじゃなかったんだ。
「おい、何一人でにやついてるんだよ」
むっと、不機嫌を顕にした凌兵に手を引かれて、2人の待つ部屋の中へと引き入れられた。
そして、そこからの時間の流れは一瞬だった。
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Setsuki.(プロフ) - 風丸の話の時に彗星ガールズの歌詞の一部があって感動しました！← (2019年3月28日 21時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - 彼方さん» 有難うございます(感涙)！ (2019年3月17日 10時) (レス) id: fec557507a (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - Zeroさん» リクエストありがとうございます！話数の関係でもしかしたら次の小説に移動しちゃいますがまたその都度更新させていただきますね(*´`) (2019年3月16日 19時) (レス) id: 35021d0064 (このIDを非表示/違反報告)
Zero - リクエストお願いします!!難しいと思いますけど､不動さんって書けますか?無理だったら全然良いです!! (2019年3月16日 15時) (レス) id: fec557507a (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - 妄想乙娘さん» 全て読んでいただけたんですね！(；＿；)とても嬉しいです！これからも頑張ります！ありがとうございます(〃´-`〃) (2019年3月12日 21時) (レス) id: 35021d0064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼方 | 作成日時：2019年3月4日 8時
