欲深いのは悪魔か人間か ９

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「音楽祭結果発表〜！！！
　おさらいです！これまでの得点はご覧の通リ！
　Ａ組１２点
　Ｂ組１４点
　Ｃ組１１点
　Ｄ組・・・Ｅ組・・・どの組も高得点！！
　そして先程、問題児クラスによる最後の発表が終わりました！
　泣いても笑ってもこれで・・・優勝クラスが決まります！
　さぁて・・・気になる問題児たちの得点は〜〜」

ロビンの言葉を振り切るように、キュパとメーメーが素早く”６”を掲げる。

「おおお！？凄い凄い！これは快挙！！
　メーメー様キュパ様共に最高得点だぁ〜〜！！」

「”ヘルダンス”にはこれほどの価値がおじゃる！」
「魅惑の音！聴き手の心が動くのをしかと感じた！然り」

「これはっくるか至高の６６６！！
　さあっでは最後の！！アムドゥスキアス様の得点・・・は・・・」

テンションの高い２人にロビンも最高潮になり、青ざめる。

「「「いっ・・・えええええ！？？」」」

「１点！？？えっ、なっ、まじですか！？」

「まあねぇ」

叫ぶ問題児達とロビンにアムドゥスキアスは平然と答える。

「そんな・・・嘘・・・だって姉さんが・・・」

入間が青ざめAを見上げる。

「ちょっと！どんだけ”王の教室(ロイヤルワン)”渡したくないの！？
　理由をきかせい！！
　で、Aちゃんもなんで笑って・・・え、そんな嬉しい？？」

リードがアムドゥスキアスに叫び、Aに怯える。

「フゥ・・・そうね・・・
　まず、ダンサー
　洗練された動き一糸乱れぬタイミング
　突如増えた奏者にも対応できる団結力
　指導者は・・・あなたかしら？
　よくここまで育てたものね
　素晴らしかったわ
　特にセンターのお嬢ちゃん！少女のように無垢ないい女見事だったわ！！
　私ほどじゃないけど！
　そして、サブノック・サブロ！今度の休日空けときなさい！
　そして・・・圧倒的な技術と音楽センス
　とても学生とは思えないわ・・・やるじゃないのプルソン・ソイ
　Aの音がなければ断トツ優勝だったわ」

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