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「アンタたちの課題は知ってるわ
 音楽祭で全員”4(ダレス)”に上がれなければ教室は即没収・・・でしょ?
 そして審査員は”王の教室(ロイヤルワン)”を渡したくない私
 ・・・あらやだ絶望的だわ!!ごめんあそばせ〜」

「音魔殿、それは早計であろう
 ”欲に正直”なのは良いが・・・それで”決めつける”のは、筋が違うのではないか?」

「・・・ッアンタ・・・いい男ね」

毅然としたサブノックを抱き締めるアムドゥスキアス。

「あ”ーッ!!サブローが食われる!!」

「やあねぇ・・・食べないわよ!まだ!!」

「まだ!?」

「・・・”不安の音”・・・緊張というより焦り・・・欲しい物が手元にない、そんな音がしているわ
 アンタたち・・・万全じゃあないわね
 なにを失くしたにせよ・・・そんなガタガタの状態で、この私を満足させる音を・・・どうやったら出せるって言うのかしら?」

「いや、俺らは連帯責任ですが・・・Aちゃんは1人で王の教室(ロイヤルワン)残留スよ」
「そうそう、僕らは全員で協力して教師陣から許可もらったけど、Aちゃんは1人(・・)全員(・・)から許可もらってるから・・・お別れしたくないよぉ〜」

ジャズとリードが泣きまねをする。

「は?」

『椅子あげるって言ったじゃないですか?
 今は半分が私の権利で、残り半分が問題児達の権利です♡』

「はぁあ〜〜!??」

「アムドゥスキアス様・・・ご忠告痛み入ります
 でも・・・心配いりません
 我々が必ず最高の音で・・・あなたを貫いて差しあげます
 Aちゃんと別れるなんて辛い選択は致しません!」

エリザベッタの表情と言葉、問題児達の雰囲気にアムドゥスキアスは笑みを浮かべる。

「・・・フゥン・・・ガチンコ勝負ね!キライじゃないわよ!
 この私を口説けるものなら・・・やってごらん!
 特に・・・私はアンタが大嫌いよッ!!醜い音だったら中断させるから覚悟なさい!」

Aを指さすアムドゥスキアス。

『私は照明係で演奏しないですよ?』

「嘘でしょ!??ダメよ!!演奏なさい!!必ず!!」

『注目されるの嫌いなんで無理です』

「ふざけんじゃないわよッ!!」

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E(プロフ) - skyさん» ありがとうございます!修正致しました (2月26日 13時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
sky - アロケルとアガレス逆になってますよー。このシリーズ面白いし更新速度すごくて尊敬してます。適度に頑張ってください! (2月26日 9時) (レス) @page45 id: 6731466818 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E | 作成日時:2024年2月17日 20時

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