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「えっと、えっとね・・・」

入間が赤面して、必死に言い訳を考える。

『そもそも・・・魔界の音楽を聞きこんでないでしょ?何事にもイメージが必須』

Aに指摘され、湯気が出る入間。

「おっしゃるとお・・・姉さんは、音楽とか聞きこんで?」

「どのジャンル!??」

ハッとなる入間と、食い気味なプルソン。

たしなみ(・・・・)らしいから・・・一通り・・・でも、参加はしないよ?』

少しだけ遠い目をしたAは、口角を上げる。

『私の創る音は・・・全員が死刑(ハッピーエンド)

ピアノに手を置き、望むままに悪魔を蹂躙する世界を・・・

「待って!他の!もっと違う・・・」

音に呑まれる2人が青ざめ、入間が途中で止める。

「・・・イルマくん・・・君が頑張るべきだと強く思う」

我に返ったプルソンが真顔で入間に告げる。

「フッ・・・貴様には到底不可能な曲だろう?」

カツカツと足音を響かせ、陰湿な笑みを浮かべるカルエゴ。

『弾けますよ・・・私の(・・)望む世界ならいくらでも』

不敵な笑みを浮かべるAに溜息を吐き、ピアノから引き離す。

「・・・まぁ貴様らの選んだ曲は・・・少々厄介ではあるがな
 この曲は、魅惑の女悪魔リリスへの讃美と憧憬・・・
 彼女を手に入れようとする愚かな男たちの曲・・・つまりテーマは・・・”愛”だ」

「・・・ングッフ・・・いや、すみませんほんと
 でもカルエゴ先生の口から”愛”って単語が出たことが
 すごい違和感でちょっと腹筋が耐えられなかいたたたたた・・・」

カルエゴの言葉にプルソンが吹き出し、ケルベロスに踏みつけられる。

「私だって好きで語りたいワケではないわッ!
 いいか?ダンスは物語の演者であり・・・音楽は”世界”なのだ
 あほ姉弟は黙って聞け!プルソン2小節目だけ合わせろ」

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E(プロフ) - skyさん» ありがとうございます!修正致しました (2月26日 13時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
sky - アロケルとアガレス逆になってますよー。このシリーズ面白いし更新速度すごくて尊敬してます。適度に頑張ってください! (2月26日 9時) (レス) @page45 id: 6731466818 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E | 作成日時:2024年2月17日 20時

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