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「Aにも苦手な事があったとは意外だった・・・」
『いや、必要性を感じないから試してないだけで・・・』
「だが、才能は充分なのに・・・何故だ？」
不思議そうに首を傾げるレイヂ。
「曲を変えてみたらどうかしら？ほら、好きなジャンルで変わるでしょ？」
「そうですね」
『楽器が演奏できないってそんなに深刻ですか？？』
相談するレヴィとレイヂにAが首を傾げる。
「できないというより・・・
真面目に言うレイヂに、Aが不快感を表情に出し、レヴィに睨まれ慌てて表情を取り繕う。
「そうなのよねぇ・・・座学や実技の授業は申し分ないのに・・・勿体ないのよねぇ〜
合わなさそうだけど、こっちのジャンルを試してみましょう
私はそろそろ会議で抜けるけど・・・レイちゃん、わかってるわね！」
「勿論です！」
レイヂがキリリと返事をして見送る
指示されたレコードを再生しつつ部屋の鍵をかける。
「バビルスで不当な扱いを受けているようだし、このまま転校してはどうだ？
私の隣は・・・不快ではないのだろう？」
『確かにバビルスとは雰囲気違うし、勉強水準も違うけど・・・』
威勢よく返事をしたものの、既に指示を無視して寝転がるレイヂ。
「Aが通うならば、私の規則が多少変化するだろうな」
『私は独りの時間が好きだし、自由に居たいから・・・』
「我が家が窮屈ならば、家を建てようか？」
いつ用意したのか図面を広げるレイヂに苦笑する。
魔界の音楽を聞きながら、他愛無い会話をして練習を放棄する。
「携帯がけたたましいな・・・」
『そうだね』
着信を告げる振動を無視するAに、レイヂは笑みを浮かべる。
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E(プロフ) - skyさん» ありがとうございます！修正致しました (2月26日 13時) (
レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
sky - アロケルとアガレス逆になってますよー。このシリーズ面白いし更新速度すごくて尊敬してます。適度に頑張ってください！ (2月26日 9時) (レス) @page45 id: 6731466818 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：E | 作成日時：2024年2月17日 20時
