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『ちゃんと仕上がったね』
反動で力が抜けた入間を支える温もりと、安心する声。
「姉さん！？え、幻覚じゃなくて？？本物？？」
どこに残っていたのかという程に強い力でAに抱き着く入間。
『本物の姉弟ではないから返答に困るけど・・・』
入間の背に着いていた
初日に壊して、再度着けられていた盗聴器。
「姉”さ”ん””！！僕、寂じぐで、怖がっだ！！」
ブワッと号泣しながら入間が叫ぶ。
周囲を警戒するが気配はなく、Aは溜息を吐く。
『いくら怖くてもアンナ虫に弓矢はどうかと思うよ？』
「え？・・・へ？？」
Aが指さす先には弓傷で絶命した小さな蜘蛛魔獣。
アレが魔物の元凶だったと悟り、ボフンと赤くなる入間。
「ちがっ、虫が怖かったんじゃなくッ！！僕が怖かったのは・・・」
徐々に声が小さくなり、Aに甘えるように頭を押しつける入間。
『何故、こんなに懐かれたのかわからないけど・・・取り敢えず座ろうか』
Aが手ごろな岩に入間を座らせ怪我に治癒魔術をかける。
「・・・ごめんなさい、姉さんの服、凄い濡れ・・・」
いつも通りの制服で参加していたAのセーラーが濡れて変色しており、入間は慌てて視線をそらす。
『ああ、魔術で汚れも落ちるし乾かすのも一瞬だよ？』
治癒が終わると指摘された制服を綺麗にするA。
入間は冷静さが戻ると同時に、柔らかな感触を思い出し罪悪感と羞恥に頭を抱える。
『あの家に居ると騒がしいから、確かにこの場所は寂しく感じるかもね』
水の入ったペットボトルを差し出され、受取る入間。
「ありがとうございます・・・あと、ごめんなさい」
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ルウ(プロフ) - アムリリスさんに塩対応な夢主ちゃん…イイｯ！ (2月17日 19時) (
レス) @page46 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - ルウさん» ありがとうございます！頑張って更新して行きます^^ (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！とっても嬉しいです！ (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - 私はこの作品大好きです！夢主ちゃんも勿論！ (2月16日 19時) (レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 無理はしないでください！主ちゃんが大好きです！ (2月14日 23時) (レス) @page33 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：E | 作成日時：2024年2月11日 16時
