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『・・・レイヂとは友人で・・・』
「ひとまずユウジンからと言うのでな、急かさないでもらえますか?」
「レイちゃんがそう言うなら・・・」
レヴィアタン家の晩餐に一人で挑むA。
レヴィが残念そうに溜息を吐く。
「レイヂの食事姿に引かないだけでも充分でしょう」
「ええ、出会って間もないですし・・・」
『親譲りとかじゃないの?』
「私が決めた規則だからな」
レイヂ以外、両親含め普通のマナーある貴族の食事風景。
Aは不思議そうにレイヂを見る。
「この食べ方が一番美味い」
『よく火傷しないね』
「私の心配を?」
ガシャンと音をたて、肉を落とすレイヂ。
嬉しそうな一家にAは小さく溜息を吐く。
『いや、熱くないの?切り分けても熱い時あるから・・・』
「それは・・・何故だろうか?」
「体質か、慣れ?」
レイヂの疑問にレヴィも首を傾げる。
「・・・文献や新種の魔獣情報を、継続して探してはいるが見つからん」
『ありがとう・・・新種とかレアをみつけて名づけるの面白そうって思ったけど・・・危険かもしれないし無理しないでいいからね』
「ああ、必ず見つけ出し・・・生け捕りで献上してみせよう」
Aの言葉にレイヂが嬉しそうに言い、レヴィと両親は額を抑える。
『私も学校は休まずに通いながら調査してるから・・・レイヂも勿論、両立してるよね?』
「私は・・・」
『両立できるよね?』
「・・・っく・・・ああ、当然だ」
Aの圧に、レイヂが折れる。
悩みが一つ解消され喜ぶ一家。
「だが、意味はあるのか?知識ならお互い独学で充分だし、昇級も・・・」
『私は一人暮らしする条件が皆勤だから致し方なく・・・』
「なんだと!?そんな鬼畜な事を強いられているのか!!私が話しを・・・」
「レイちゃん!学生が学校に通うのは当然なのッ!」
暴走しかける孫に、レヴィが声高に宣言する。
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ルウ(プロフ) - アムリリスさんに塩対応な夢主ちゃん…イイッ! (2月17日 19時) (レス) @page46 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - ルウさん» ありがとうございます!頑張って更新して行きます^^ (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!!とっても嬉しいです! (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - 私はこの作品大好きです!夢主ちゃんも勿論! (2月16日 19時) (レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 無理はしないでください!主ちゃんが大好きです! (2月14日 23時) (レス) @page33 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:E | 作成日時:2024年2月11日 16時