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「我が名は”トートー”タネを守りし魔神である
よくぞ来た挑戦者よ・・・と言いたいところだが少し遅かったな」
『タネは要らないんですけど、”知識の魔神様”に答えて欲しい質問が1つだけあります』
「ほぅ、そのような生徒は初めて会うな、話してみろ」
『人間を悪魔族や魔神族など他種族に変貌させる実験データに心当たりありますか?』
友好的だったトートーがAの質問で警戒に変わる。
「何故、そのような質問を?」
『
「は?」
想定外の答えに唖然と固まるトートー。
『悪魔族の地に、そのような文献はなかったので・・・他種族に残されているなら教えてほしい!!』
切実なAの訴え。
「そのような悪辣な実験は聞いた事もなければ術もない!
禁忌に指定される行為の記録を残す事は・・・いや、事実なのか?」
『知らないなら結構です、妄言でも何でも好きに解釈なさってください』
興味を失くし、立ち去ろうとするAの通路をトートーが塞ぐ。
「にわかに信じがたいが、詳細を話せ」
『不快な事を・・・いや、魔力を感知されない結界を張っていただけますか?』
怪訝そうにしながらも言われた通りにするトートー。
Aがデルキラを召喚する。
『消失の魔王デルキラって言うらしいんだけど、表には出たくないらしくて・・・』
「久しいな!嘘であってほしい真実なんだ・・・知識を司る魔神でも知らねぇーか?」
片手を挙げるデルキラに、困惑するトートー。
本日一番の衝撃に動揺を隠せない。
『この事は一部の悪魔しか知らなくて、教師も数人しか知らない
こんな姿にされたのは未だ受け入れがたいし、話すのも不快なの
だから、2人で話してもらっていい?
私が行事に戻らないと不自然だから』
「おう、適当に帰るから・・・楽しんでこい」
デルキラがAの髪をグシャグシャにしながら笑う。
Aは舌打ちをし、デルキラが魔術で瓦礫を吹き飛ばした通路を通り、外に出る。
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ルウ(プロフ) - アムリリスさんに塩対応な夢主ちゃん…イイッ! (2月17日 19時) (レス) @page46 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - ルウさん» ありがとうございます!頑張って更新して行きます^^ (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!!とっても嬉しいです! (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - 私はこの作品大好きです!夢主ちゃんも勿論! (2月16日 19時) (レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 無理はしないでください!主ちゃんが大好きです! (2月14日 23時) (レス) @page33 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:E | 作成日時:2024年2月11日 16時