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「今日はゆっくり寝たいと言っていなかったか?」
『そうなんだけど、明日は祖父が無理に入れた用事で・・・』
「そうか、それならば仕方ない・・・私は別日で構わん・・・取り敢えず欲していたモノは屋敷に届けさせるから安心しろ」
『大人の対応されると逆に怖い』
「1学年上だからな・・・気が向いたら晩餐に来い」
『気が向いたらね』
レイヂとの電話を終え溜息を吐く。
「せっかくの朝食が冷めたじゃないですか!随分と親しい悪魔が出来たのですね」
『・・・冷めたのは私のベットで遊んでた2人の所為でしょ?』
「予定あったなんて知らなくて、ごめんなさい!」
バチバチと睨み合う2人に、入間が申し訳なさそうに言う。
「いいよ〜Aちゃんは強引に誘わないと遊べないんだから!」
サリバンが入間に答える。
「あのっ、姉さんはこのまま一緒に暮らすの嫌ですか?」
入間の改まった質問に2人が興味深そうに黙る。
『無理。』
即答するA。
「そのっ、僕が割込んだみたいな感じが嫌とかでしょうか?」
『まだ収穫祭の幻覚引きづってるの?関係ないって言ったでしょ』
不安そうな入間にAが溜息を吐く。
「そうだよ〜Aちゃんは入間君が来る前に出て行ったし〜僕とオペラには冷たいんだよ〜」
「ええ、入間様と違い・・・A様は薄情な悪魔ですから」
入間を抱き締めサリバンとオペラが薄情者と悪口を言い始める。
『その場所は私にとって反吐が出る・・・執着心強いから逃げるなら早い方がいいよ』
Aの言葉に2人が笑みを浮かべ、入間はゴクリと喉を鳴らす。
「吾輩から・・・逃げる?」
「私を振り切れるとお思いですか?」
「えっと、僕は・・・」
『金・権力・愛・・・欲しいモノ全てあるのに何が足りないの?』
Aの表情に入間は赤くなる。
「あ、愛情過多で僕死んじゃうから!!もう離れて下さい!!」
顔を覆う入間。
当然のように抱き締め、優しく接してくれる。
「ずっと・・・このままがいいなぁ〜」
耳まで赤くしながら想いを口にする入間。
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ルウ(プロフ) - アムリリスさんに塩対応な夢主ちゃん…イイッ! (2月17日 19時) (レス) @page46 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - ルウさん» ありがとうございます!頑張って更新して行きます^^ (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!!とっても嬉しいです! (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - 私はこの作品大好きです!夢主ちゃんも勿論! (2月16日 19時) (レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 無理はしないでください!主ちゃんが大好きです! (2月14日 23時) (レス) @page33 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:E | 作成日時:2024年2月11日 16時