欲深いのは悪魔か人間か ８

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「イルマッく〜ん！！優勝おめでっと〜〜う！！
　おっ、おじいちゃん！？」

「見てたよ〜おじいちゃんもう大感激！！
　うん、Aちゃんの結果は測定不能って結論にする事にして〜
　伝説の(ﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ)リーフ開花させたのに２位って何だかなぁってなって・・・
　いっそ３人１位にしちゃおう☆って僕が決めた！！」

褒めて褒めてと言うサリバンに、入間とリードがえ？と固まる。

『どーでもいいよ、興味ないし』

「ね！Aちゃん目立つの嫌いでしょ？？一緒に壇上に上がって２人で目立ってよ！！」

サリバンの言葉に２人が顔を見合わせ”無理ゲー！！”と以心伝心する。

「ウム！最高のシチュエーションだよね！
　美しい花と戦いを終えた愛しき生徒たち！
　ハイ！Aちゃんの隣に並んで立って！！」

サリバンに言われるがまま、２人が隣に立ち、リードがビクビクと怯える。

ボフンと派手なマントと王冠が３人にのる

「ちょっ！！Aちゃんとらないで！！捨てないで！！
　空気！！もう少し優しさ下さい！！」

瞬時に投げ捨てるAにサリバンが泣きながら懇願する。

入間とリードが拾い、取り敢えず土を払う。

『測定不能で対象外扱いでいいよ』

怠そうに溜息を吐くA。

「駄目です！」
「そんな事になったら、反乱起きるよ！！信者が黙ってないよ！！」

入間よりもリードが青ざめ強く力説する。

「入間君は身内だからいいよ？
　でもさ、僕！僕に非難や誹謗が集中殺到する未来が見えるわけッ！！
　せっかく有名人になれるのに、嫌われ役とか嫌だよ！！」

私欲を隠さず必死に訴えるリードに、サリバンがうんうんと頷く。

『・・・私に何の関係があるの？』

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