欲深いのは悪魔か人間か ８

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「Ｐは現在進行形で集計してる最中なんだけど・・・圧倒的な差でAちゃんが優勝
　で、２位はオロバス・ココ君５８０００Ｐ！
　せっかく伝説の(ﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ)リーフ咲かせたのに・・・残念だったね」

ダリの言葉で、会場を圧迫する檻に気づく。

『最終日に動くって言ったでしょ？
　生徒が取りこぼした獲物は全て私の糧(・・・)として提出しただけ』

Aの言葉に驚くが、生徒達は歓喜の雄叫びをあげる。

「僕たちも頑張って集計してるんだけど・・・集計が追いついてませんッ！！
　取り敢えずＰの高い順から集計してて・・・測定中だけど・・・
　一目瞭然！！優勝はAちゃん！！」

「２位はオロバス・ココくん！！」

結果発表に会場が湧く。

「異議あ〜〜り」

ジャズが挙手をし、場が静かになる。

「いや〜よーく考えてみたんですけど・・・やっぱ、間違ってますよ計算
　Aちゃんは置いといて・・・オロバスくんは２位じゃないです」

ジャズの言葉にザワザワと騒がしくなる。
負けじと声を張り上げるジャズ。

「ん〜伝説の(ﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ)リーフ半分こで５万・・・
　でも１個忘れてません？ほら、だって・・・
　その”鉢”は単体で２万Ｐでしょ？」

「「・・・あっ」」
「２万Ｐ！！」
「あぁ・・・あの鉢！！」
「言ってた！放送聞いてたもん！！」

生徒達の声に司会のダリとスージーが冷や汗を流す。

「え〜と・・・しっ、失礼しました！」
「伝説の(ﾚｼﾞｪﾝﾄﾞ)リーフなんて初めてだから・・・つい１０万Ｐだとばっかり・・・
　２万を割って、１万Ｐずつ配分・・・と、いうことは・・・６万Ｐで２人とも2位(・・)だね！！」

期待に湧いていた生徒達が、ダリの言葉でこける

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