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「おい、集落のテント無くなってるよな」
「でも、家は残ってる」
「前半、温存して、後半で本気出す戦略なら・・・」
「あの木の家にはきっと・・・」

茂みから生徒達がゴクリと喉を鳴らし様子を伺う。

「でも、噂じゃあ、Aちゃん専用の家って・・・」
「本人は寝てるかもしれん」
「主人の周りに貯蔵してる可能性も・・・」
「「「それに、触れられるのを嫌うAちゃんが寝ぼけて、いつも通リ吹き飛ばしリタイアを誘える可能性もある」」」

顔を見合わせ下種な笑みを浮かべる生徒達。

「「「いざっ!!」」」

簡易的に作られた家に鍵はなく、容易に侵入する事ができ拍子抜けする生徒達。

『さて、手土産は如何ほどか・・・』

わかりやすい食材Pの詰まった袋を目指した生徒達の足を蔦が絡め宙吊りになる。
呆れたように生徒達を眺めるA。
指示されたままに室内に待機していた魔植物達が生徒のポケットから隠していた食材を奪う。

『ハッ・・・愚かしい』

集まった戦利品を鼻で嗤うAに、生徒達は悔しそうに涙目になる。

『生徒同士の過度な攻撃は禁止されてるけど・・・魔獣、魔植物は合法(・・)だって、知ってた?』

冷徹な眼で、淡々と告げるAに青ざめる生徒達。
稚拙な罠に引っかかった己を恥じるが遅い。

『さあ、食事の時間だ』

何の躊躇もなく、魔植物に命じるA。
食われると確信した瞬間にドアが開く。

「リタイアと続行どちらだ?」

「「「リタイア致します!!」」」

普段、畏れ嫌うカルエゴが神に見える生徒達。
Aが舌打ちをし、家の外に放りだすように命令を変える。

「残念だったな」

『ヘタレばかりで反吐が出る』

楽しそうに笑みを浮かべるカルエゴに、Aは不機嫌そうに吐き棄てる。

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ルウ(プロフ) - アムリリスさんに塩対応な夢主ちゃん…イイッ! (2月17日 19時) (レス) @page46 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - ルウさん» ありがとうございます!頑張って更新して行きます^^ (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
E(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!!とっても嬉しいです! (2月17日 11時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - 私はこの作品大好きです!夢主ちゃんも勿論! (2月16日 19時) (レス) id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 無理はしないでください!主ちゃんが大好きです! (2月14日 23時) (レス) @page33 id: 54e2cad7a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E | 作成日時:2024年2月11日 16時

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