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「新学期になれば、覚える術も増えるし、術を使う機会もでてくる！
予習するならこの本で〜
・・・教師っぽいでしょ？？」
目を輝かせる入間と、怠そうなAにサリバンが嬉しそうに言う。
「例えば〜〜”
”重さの調節魔術”か・・・うまく使えば飛べるかもね！これ・・・
調節には練習が必要だろうけど〜〜
ほ〜れたかいたか〜い！！」
入間と共に空中に浮かぶA。
入間と違い、眼鏡をかけてないAは注目され、溜息を吐く。
「流石サリバン様！！新魔術をこうも使いこなすとは・・・」
「Aちゃん、サリバン様と遊んで・・・仲良いな」
「ウチの孫は・・・」
「ふふふ・・・とにかく慣れかな
調節できれば・・・応用もきく！
万引きはダメだよ〜」
「えっ！？あ”ー！！大量の本がポケットに！！」
「縮小魔術で小さくしたのか！！」
サリバンが捕らえた悪魔が悔しそうに床を叩く。
「おじいちゃんすごい！！」
「ありがとうございました！
お安くします！」
「わ〜い！」
店員に感謝され、サリバンが嬉しそうに会計へ向かう。
「さっすが、サリバン様だよな！！
あんなに簡単に魔術を使いこなして・・・」
「”
「一番の魔王候補なのに・・・」
「やっぱ噂が本当ってことかなぁ？」
「ああ、Aちゃんを魔王候補として育成してるって奴か！！」
「充分あり得るんじゃね？だって１年なのにもう
「でも、Aちゃんは否定的なんだろ？？」
「照れ隠しだって〜ね？」
好き放題話していた客がAに気づき相槌を求める。
『アメリ会長とロノウェも同じ位階ですよ？』
不快感を飲みこむA。
「おまたせ〜さっ、次いくよ！」
Aの髪をグシャグシャに乱しながら入間の背を押すサリバン。
オペラが大量の本が入った袋を軽々と持つ。
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作者名：E | 作成日時：2024年2月8日 18時
