欲深いのは悪魔か人間か７ (ページ43)

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「さあでは諸君！！そろそろ出発の時間だ！
　制限時間は６６６６分！出発する入口を選んで集まれ～～い！！
　あと、追加ルールを先に伝えとくね！
　バビルス始まって以来初の１年にして6(ｳﾞｧｳ)位階(ランク)のAちゃん限定なんだけど・・・歴代１位のＰとらないと降格だから頑張ってね☆」

「よし！散る前に！問題児クラス集合！！
　Aちゃんも煽られたんだから、嫌だろうけど一緒に！！」
「姉さん！！突然の追加ルールなんて大丈夫ですか！？」
『・・・まあ、5(ﾍｰ)でも困らん』
「姉さん！？」
「ちょっ・・・俺らのエースなんだから！！そんな事言わないでよ！」
『降格してもエースだね？』

リードと入間の言葉に興味なさそうにAが答え、最後の言葉には全員の眼が鋭くなる。

「言いたいことは色々あるだろうが・・・とにかく今はみんなの意志を１つにしよう
　かけ声を・・・Aちゃんは言ってくれないだろうから弟のイルマくん！ごにょごにょ」
「えっ！？そっ、それ言うの！？」

リードに吹き込まれ入間が困惑する。

『入間が言いたい言葉を言えばいいし、なければ参考にしたら？』

Aの言葉に入間は頷き考える。

「みんな揃って位階昇級試験を迎えられた
　今日という日のため、僕たちは特訓に耐えてきたんだ！
　Aちゃんも態度に出さないだけで、それはもう大変な特訓の日々だったに違いない！！
　全力を出して理不尽な課題を乗り越えよう！
　我らの目標のため！さあ言ってやってくれイルマくん！せーの！！」

「足ひっぱったらブッとばすぞッ！！」
「「「上等じゃオラアアァ！！」」」

問題児達の円陣に他生徒が引く。
巻き込まれたAも迷惑そうに引いていた。

「さあッ収穫祭開始の狼煙を上げるのは誰だ！！
　１年生総決算バトル～～収穫祭スタート！！」