欲深いのは悪魔か人間か７ (ページ19)

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「ちょっと！！Aちゃん！！何、レヴィに気に入られて来てるの！！」

『知らん・・・孫馬鹿なのは理解したけど・・・あの家族意味わからん』

「いやいや、最初にぶっ飛ばして帰って来ると・・・オペラと楽しみに待ってたんだよ！！」

『・・・それで良かったの？』

帰宅するなり理不尽にサリバンから叱責され、迷惑そうに返すA。

「そんな配慮する子じゃなかったでしょ！！
　レヴィからもっと親交深める機会を増やすべきって、何か・・・圧強めの連絡来たんだよ！？」

『断っていいよ・・・そもそも、私の事知らないの？』

「・・・ざっくりと話したと思うんだけど・・・忘れちゃったのかな？」

首を傾げるサリバンに溜息を吐く。

「あとね、ベリやんとも会ったの？？」

『知ら・・・数日前のがそうなら・・・』

「ねえ、１３冠ってレアだよ！？三傑なんて激レアだよ！何でそうホイホイ会うのさ！？」

『それは私が聞きたい
　貴族会ならまだしも、サバトに来ると思う？
　サバトに祖父が迎えに来るってどうかと思うよ』

「！？いやいや、サバトにAちゃんが言ったの！！僕聞いてないよ！？
　嘘でしょ、本当にどうしちゃったの！？」

『情報収集の為に致し方なく？
　他校生との交流って、名目なら自然に他領地行けるでしょ？』

「え、ちょっと待って・・・全然僕の理解が追いつかない」

『でも、学校内で得られる情報なんて知れてるから留学は行かないよ？
　面倒だし・・・来たら入間に対応させればいいでしょ？』

「入間君が困るでしょ！！絶対イジメられるじゃん！」

『案外仲良くなるんじゃない？入間だし』

「う～ん・・・」

『どうでもいいけど、明日から学校なの寝るから帰って』

「知ってるよ僕理事長だよ！」

『そうだね～バイバイ』

Aは迷惑そうにサリバンを外へと押し出し鍵を閉める。