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「姉さん、暑くないですか?」

『平気』

長袖に手袋で最低限の露出に留めるA。
昨日は、涼しそうなワンピースだっただけに心配する入間。

「日傘を持つのは慣れていますし、日焼け対策でしたらコチラに・・・」

アスモデウスが手際よく日焼け止めグッズを取り出す。

『そうじゃない・・・制服も長袖でしょ?
 接触したくないだけだから・・・悪魔が、多いでしょ?』

溜息を吐くAに納得する。

「Aちゃん、何処行きたい??」

クララが地図を広げ訊く。

『・・・通り』

ガタンという馬車の音で声が打ち消される。

「え?どこですか??」
「申し訳ございません、もう一度おっしゃって・・・」
「何とかの何とか??」

「歓談中失礼します、着きましたよ」

オペラが馬車のドアを空ける。
当然のようにAがエスコートを受け一番に降りる。

「さ、入間様もお手を」

「あ、はいっ!」

アスモデウスとオペラに支えられ、無事に降りる入間。
クララは飛び出すように降りて飛び跳ねる。

「おお〜っ」

入間が嬉しそうに声をあげる。

「母上からお借りしてきたのだが・・・」

『ああ、ありがとうアリス』

「いえ・・・お持ち致します」

可愛らしい日傘を持つアスモデウス。
Aから礼を言われ、照れる。

「おっ・・・」
「イルマく〜ん!」
「Aちゃん!!・・・アスモデウスと可愛い日傘・・・」

問題児達と合流すると、Aの為に日傘を持つアスモデウスに衝撃を受ける。
可愛い日傘を持つアスモデウスを笑うべきなのだが、Aとセットだと違和感がなく・・・

「くっそ、イケメンめ!!」
「アズアズしか似合わねぇー、ああクソ」

何故か落ち込むクラスメイトに、アスモデウスは首を傾げる。

「A、護身用に持っておけ・・・遅くなったが、飛行試験の礼だ」

サブノックから短剣を手渡され、実用的な為素直に受け取る

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E(プロフ) - 5さん» ありがとうございます!修正致しました (2月6日 19時) (レス) id: 1ae39ecc80 (このIDを非表示/違反報告)
- 10ページのカムイがカムリになってますよ! (2月6日 18時) (レス) id: 068a9ee721 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E | 作成日時:2024年2月5日 23時

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