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「A!!なんだ、Aが居たのか」
クララに強引に連れられたアメリが、露骨に安堵する。
『・・・人数合わせ必要ないでしょうし、帰り・・・』
「まて、私も途中まで同行しよう!」
立ち上がるAにアメリが便乗する。
「ダメ!!今から女子会するの!!Aちゃんと、まっかちゃん座って!!」
クララが叫ぶように言い、エリザベッタとケロリに出口を塞がれる。
『せめて、あっちのソファー座って下さい』
「いや、2つあるのに4:1はおかしいだろ!!」
隣に座るアメリが激しく抗議する。
「へいへい、Aちゃんを独占させないぜ?」
Aの膝にクララが座り、エリザベッタが横に座り、その横にケロリが座る。
『0:5も意味が分からん』
空いてる方に移動しようとしたAが全力で阻止される。
「テストの打ち上げ会でもあるの!!」
「あら、ステキ!男子だけずるいものね!自己紹介しましょ!」
溜息を吐くA。
クララとエリザベッタが楽しそうに言う。
「・・・一応、言われて茶を用意した」
簡単な自己紹介をし、アメリが茶葉を出す。
商品を見たAが無言で席を立ち、給湯室から紅茶を持ち出す。
『ソレ好きじゃない』
「一口も飲まずに言うか!?」
アメリがショックを受ける。
「そうなの?私は好きだと思うわ♡」
「好き嫌いあったんですね、普通に美味しいのに・・・」
エリザベッタとケロリの言葉に救われるアメリ。
「私もコレ好き!!Aちゃんは何が嫌だったん??」
「ウム、別に癖が強いとかでもなさそうだし・・・」
持参した、効能を知っている筈のアメリが飲み驚く。
自白を促す目的だと警戒したが、違ったようだ。
『強いて言いうなら成分かな』
4人が不思議そうに首を傾げ、Aは茶葉を取り上げ、効能や成分を確認できなくする。
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E(プロフ) - 亜神さん» ありがとうございます!修正しました!!勢いで進めてる節があるので教えてもらえると助かります^ ^ (2月29日 23時) (レス) id: 8cf1c0fe3b (このIDを非表示/違反報告)
亜神(プロフ) - ご迷惑でしたらすいません!長文失礼しました (2月29日 23時) (レス) id: 3b0614b16b (このIDを非表示/違反報告)
亜神(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品とても面白いです!報告なのですがページ2のカルエゴ卿の「他に隔離できる教室がないのだから、仕方ないだろう 亜神だけ特別扱いしたいのなら、私ではなくruby:理事長:保護者)へ訴えろ」とrubyになってないのが気になりました。 (2月29日 23時) (レス) @page2 id: 3b0614b16b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:E | 作成日時:2024年2月2日 23時