検索窓
今日:5 hit、昨日:42 hit、合計:16,705 hit

ページ29

「生徒のみんなが逃げたのって・・・」

「バラム先生の”触り癖(スキンシップ)”空想生物学の担当だからか、生き物とみるとすぐ触りだして授業になりません」

入間の言葉にアスモデウスが頷き説明をする。

「それさ、触るのがそいつが実験に使えるか、吟味するためで・・・
 気に入ったら攫って夜な夜な実験三昧ってウワサだぜ〜〜
 あと、Aちゃんがよく準備室に出入りしてるって噂もあって、助手ってマジ??」

他クラスの生徒の言葉に驚く。

「え!?」
「それはないだろう。Aは教師陣から信頼されて頼まれごとを引き受けてるだけだろう」

アスモデウスの言葉に入間は違和感を覚える。

「では、今日は人間についえ考えよう」

バラムの言葉に入間がハッとして黒板をみる。

「でた空想討論!テストかんけいね〜」

「もし、キミたちの目の前に、人間が現れたらどうする?」

「そりゃあ食う!!」
「ね〜すごい、おいしいんでしょ!?」
「いやいや、空想だって」

「たしかに人間は、欲の塊で悪魔(ぼくら)の糧であったとされてるね」

「せっ、先生は・・・どうするんですか?会ったら・・・」

「僕?・・・」

元の世界に帰れるように手助けしなきゃいけないんだろうけど、でも、その前にちゃんと知りたいな
もっといろんな人間界の話を聞きたいな
Aちゃんは嫉妬するのか、引き止めたと分かったら軽蔑されるのか・・・

バラムは生徒の質問にグルグルと思案する。

「まぁ、もし人間に会えたら・・・どうやって生き残ったのか聞きたいね・・・
 人間含め、空想生物はとても弱い生き物だとされることが多い
 ・・・見ての通り現存生物の方がハイスペックといえるね」

そもそも、殺さずに生かしてた彼女を棄てるなんて有り得るのだろうか?
解剖をしなかったのか、それともできなかった(・・・・・)のか・・・

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

E(プロフ) - 亜神さん» ありがとうございます!修正しました!!勢いで進めてる節があるので教えてもらえると助かります^ ^ (2月29日 23時) (レス) id: 8cf1c0fe3b (このIDを非表示/違反報告)
亜神(プロフ) - ご迷惑でしたらすいません!長文失礼しました (2月29日 23時) (レス) id: 3b0614b16b (このIDを非表示/違反報告)
亜神(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品とても面白いです!報告なのですがページ2のカルエゴ卿の「他に隔離できる教室がないのだから、仕方ないだろう 亜神だけ特別扱いしたいのなら、私ではなくruby:理事長:保護者)へ訴えろ」とrubyになってないのが気になりました。 (2月29日 23時) (レス) @page2 id: 3b0614b16b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:E | 作成日時:2024年2月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。