欲深いのは悪魔か人間か ５

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「お勉強、頑張ってるみたいだね〜入間くん！
　でも、頑張りすぎはだめだよ！」

「はい」

教科書を読んだけどさっぱり理解できなかった入間は、降級の不安でやつれる。

「おじいちゃん心配！！
　も〜テストの問題教えようか？
　ひいきする？・・・もしくは、入間くんだけ簡単な問題にしよう！」

「理事長・・・
　それでは入間様のためになりません
　それに入間様は真面目な方です
　きっと、テストでも優秀な成績をおさめますよ」

「そっか！そーだね！！
　じゃあ、お祝いの準備しておくね！！」

食事が喉を通らないを初めて体験した入間。

「大変お世話になりました」

「えっ！？なに！？」

「俺ちんはもうすぐ消えます・・・」

「なっなんで！？」

「だって、イル坊の位階が上がったから俺ちんは実体を得たって話だったでしょ？
　ってことはつまり・・・イル坊がおバカなせいで！！
　テストは赤点！位階はおちて俺ちんは消滅！！
　あぁイル坊がおバカなせいで！おバカなせいで！！」

「やめてよ！面白がってるでしょ！！」

「いや、心配よ？」

「だっ大丈夫だよ！」

「え〜本当に良い点とれるの〜？」

「赤点回避・・・くらいは？」

「疑問系だわね」

「よし！とにかく！赤点だけは絶対回避！！」

入間はアリと口論しながら勉強への意欲を高める。

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