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「約束の”教員全員の許可書”だ
 3日以内に揃えた 確認してくれ」

「・・・あぁ確かに、教員36名分問題はない
 Aの集めた書類と比べ、自分達で間違いに気づかんか?」

喜ぶ問題児達にカルエゴは溜息を吐く。
積まれた書類が倍以上の差になっており、不思議そうに首を傾げる。

「確かに教員は集めただろう?
 残りは貴方のサインだけだが、厳粛に評価してサインしないなんてことはありえない・・・だろ?」

「ああ、他が揃っていれば、私もサインする・・・だが、A
 キサマは己の欲を優先して教えてやらんかったようだな?」

嬉しそうな入魔に対し、カルエゴは怠そうに溜息を吐く。

『教えるも何も・・・教職員(・・)って言葉、みんな聞いてたでしょうに・・・』

溜息を吐くAに全員が青ざめる。

「そう、全く足りとらんのだ
 食堂従業員、売店員、清掃員、図書司書など・・・全て含まれる
 職員は、A同様、イルマならば簡単だったろう?」

「なんだそれは!!」
「ずっる!そんなこと一言も言ってなかったのに!」

「フン認識の違いだな」

「そもそも、先生Aちゃんにだけ贔屓したんでしょ!!」
「最初に許可書に署名したって聞いたでござる!!」
「つまり、ヒントを与えたってことで差別だ!!」

「粛に・・・粛にせよ
 貴様らはいつもそうだ、物事を深くまで考えない
 面白そうだと簡単に手を出す
 火をつかもうとする子供のようにだ
 貴様らが手を出しているのは・・・業火だ
 この魔界の礎を築いた御方が遺した高貴な業火・・・この学園が守ってきた
 尊き残り火に触ろうというのなら
 私は学園の門番として、その首を噛みちぎる義務がある
 思考力のない者は・・・ただの道化だ
 そして、火の輪で身を焦がす
 まぁ、これだけの許可書を集めたことは評価しよう
 Aの件は知らん
 そもそも同じクラスだったのに引き込むどころか手放したのは貴様らであろう?
 手名付ければ、さぞ有利であったことだろうな」

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E(プロフ) - 亜神さん» ありがとうございます!修正しました!!勢いで進めてる節があるので教えてもらえると助かります^ ^ (2月29日 23時) (レス) id: 8cf1c0fe3b (このIDを非表示/違反報告)
亜神(プロフ) - ご迷惑でしたらすいません!長文失礼しました (2月29日 23時) (レス) id: 3b0614b16b (このIDを非表示/違反報告)
亜神(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品とても面白いです!報告なのですがページ2のカルエゴ卿の「他に隔離できる教室がないのだから、仕方ないだろう 亜神だけ特別扱いしたいのなら、私ではなくruby:理事長:保護者)へ訴えろ」とrubyになってないのが気になりました。 (2月29日 23時) (レス) @page2 id: 3b0614b16b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E | 作成日時:2024年2月2日 23時

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