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「・・・Aは、無事なのか?」

「はい、浴びる事なく・・・実に鮮やかで美しい姿でした!」
「アズアズ・・・まじか・・・」

アメリの問いに、アスモデウスがうっとりと言い、クララが引く。

「・・・そうか無事ならばよい
 次にロノウェの処遇だが・・・生徒会へ入らないか?」

心配は無用かとアメリが笑みを浮かべ、ふて寝するロノウェに問いかける。

「なんと!?」

「今回はなかなかに、追いつめられて面白かった・・・おかげで己の欲を再認識できた良い機会でもあった」

「・・・目立てる?」

「業務は厳しいが、結果を出せば
 華やかな仕事も任せよう」

「ならよし!!・・・乗っ取られても知らんぞ?」

「フンッ、そうこなくては」

ロノウェとアメリが互いに笑みを浮かべる。

「では、ロノウェの歓迎会だが・・・」

「面の皮あつぅ・・・」
「会長!やめましょーよ!」

ロノウェの言葉にザガンとキマリスが呆れる。

「さて、生徒会も大所帯になる・・・イルマ
 選べ、研修は見事合格だ
 魔具開発師団の再開を認めよう
 だが、生徒会はお前を受け入れたいと思っている
 残るか?」

「いいえ、生徒会では心身ともに凄く鍛えてもらいました
 本当に貴重な体験ばかりで、楽しかった
 だからこそ・・・生徒会の皆さんの野望に乗って流されてしまうんじゃなくて
 自分の野望を見つけるための活動がしたくなりました
 それに・・・魔具研に帰って来る人も
 いるかもしれないから・・・」

「・・・そうか」

「確かにお前は、そっちの方が似合っているな」

「はい!それに、姉さんも合流したくなるかもしれないですし!」

「それはない」

「え?」

「私も先程気づいたのだが・・・Aは自身で師団を立ち上げ
 あの時(・・・)承認を押して既に教師からも認可されていた・・・見事に欺かれた」

唖然と固まる入間達に、アメリは楽しそうに笑う。

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作者名:E | 作成日時:2024年1月28日 17時

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